タイトル

2007年2月20日〜21日 男女群島「沖の赤瀬〜大サメ瀬」 


の緩みを期待していたのだが、結局、中ノ瀬戸の激流は衰えず午後5時、名礁「帆立岩」を後にした。 
カイザーは中ノ瀬戸を突っ切り、ハナグリ島を通過・・・女島を左手に見ながら南下する。
そして、接岸したのは女島沖にある「沖の赤瀬」。 先月、乗った「下の赤瀬」のチョイ沖にある磯である。

← ※ 下の赤瀬から撮影した沖の赤瀬。(前回撮影)
MOMOさんが「落ちんごとしてね〜・・・サメのおるけん!」
そういえば先月、ここの水道でサメが跳ねたのを見た。
まだ、寒いので落ちたくはないし・・・サメに食われたくもない。
「沖側が深いけんやってみて・・・朝4時頃にきま〜す!」
そう言い残し、カイザーはサメ瀬に向かって転進した。
T氏が 「エエのぅ〜・・・サメ瀬に行きよるでぇ〜。」 かなり羨ましいようだ。

荷物を平場に並べて、事務所の設営・・・暫しの休憩を取る。
余談だが、この磯はフラットな場所が多い・・・寝るには最高である。
一服したところで、沖向きに釣り座を取り、昼用のままで実釣開始!
マキエを足元に打ち、タナ2ヒロで流してみる・・・潮は右にトロトロ。
さすがに女島屈指の沖磯・・・反応は即あった。
重・量・感ある引きで浮いて来たのは良型のクチブー。
腹パンパンのデブチン・・・40は楽に越えている。
ψ(`∇´)ψ ケケケッ な顔で魚を〆て、イザ次投!
仕掛けを張り込み流していくと・・・ウキが綺麗に引き込まれた。
竿の弾力を目で追いながら徐々に元竿を締め上げる。
う〜ん・・・磯際で根性が無いw・・・同寸のクチブトをGet。
オナガの雰囲気プンプンの磯だが、何故か食って来るのはクチブーさん。
その後も連発でクチブーを捕獲していった。
6連荘で一気にクチブトの数を稼ぎ、そろそろ夜・Verに替えようかと思っていた矢先にバビューン!! 
一気に道糸が出ていった。 体制を整え、竿を起こして耐える・・・が、ドラグはジリジリとラインを吐き出す・・・。  止まらんwww!
数秒間、矯めたところでハリスがプッツン・・・。  ”後悔先に立たず!” である。
早めに仕掛けを替えていればのぅ・・・。 男女舐め過ぎの一撃となった。

■夜・Verの開始!
昼用のタックルをたたみ、夜Verをセットする。 ハリス8号をピンピンに伸ばして薄暮の海に投入した。
T氏は左の磯で釣っている。 ケミが瀬際から離れないので足元を重点的に攻めているようだ。
先程のバラシがあるので自分はちょいと沖目を探る。 
マキエを足元に撒きながら、ふとT氏の方を見ると、大きく竿が曲がっているではないか!?
魚の姿は見えないが竿の曲り具合からして、かなりの大物のようである。
おっ!タモを伸ばした?!  「ぐうゎ〜入らん! コナクソぉ!」 足場が高いので、かなり苦労しているようだ。 
タモスケに行くには遠く、自分の仕掛けもエエ感じの所を流れている・・・。
心の中で「ゴメンね・・・!」っと呟きながら、知らん顔作戦を敢行しているとケミの光がボヨヨ〜っと海中に沈んでいった!
間髪入れずに大アワセ! すると即座に超重量感が返ってきた。
竿から伝わる只ならぬ雰囲気にゴリ巻きの一手で応酬するが、瀬際に来てヤツの反撃が始まった! 
すっげェ〜馬力で引きまくる。 「・・・出したらダメよ〜!」心で念じてひたすらに耐える。
1回目の洗礼をなんとか凌ぎ、左に寄せて最後の詰めに・・・ しかし、今度は右下に潜行開始!
まだ突っ込むんかい・・・ ”ヤメテ〜っお願い!”っと思う気持とは裏腹に腕は竿を引き絞る。
観念した!? 水切れの悪い横走を経て、ボヤ〜っとだが浮いているであろう魚体を確認・・・ !
「入らんぢゃろうの・・・」半ばヤケクソで魚らしき影にタモを差し出す。すると、一発で入ってしまった。
入ったのを確信するためにタモを揺さぶる・・・なんと重いこと。
「やったでよぉ〜v!」
魚を持って高場に上がるとT氏が先程の魚を〆ていた。
なんと!これもデカイ・・・。
「どっちがでかい!?」 スケールを取り出し、計ってみる。
「59.60.61・・・。」 
ψ(`∇´)ψ ケケケッ・・・軍配はyukimaruに上がった。
夜目での検寸61cmと57cm也! かなりのDebu・Onagaである。

念願の60Get! V(`∇´)V

■超・大物との格闘の末・・・
興奮冷めやらぬまま、釣り座に戻り仕掛けを投入・・・マキエをボンボン撒いてウキを見つめる。
なにやら異様な光が海中に見える・・・なんぢゃろ??? そう思っていた矢先にウキが引き込まれた。
オナガのそれとは違い底には突っ込まないが、異様な力で右に左に走り回る。 青物?・・・Bigサバ???
なんとか凌いだかに思えたが、ヤツのフルパワーが炸裂・・・一気に沖に走られて8号ハリスがプッツン・・・。(泣)
「・・・何んぢゃろ???」  正体を確かめるべく、ハリスを10号に張替えて再チャレンジ・・・アタリはすぐにあった!
同様の引きで走り回るが、時々止まり、その度に走る方向と強さが変わる・・・摩訶不思議なヤツ・・・。
頭に「???」を浮かべながらヤリトリしたが、悲しいかな無念のハリ・ハズレ(悔)。
次のアタリ・・・今度は取るぞ〜!っと意気込むが、ハナっから超・馬鹿力で沖に走られ10号ハリスもあっと言う間に切れてしまった。 T氏も同様のヤツに翻弄されているようで、次回はライトを点けて魚体を確認しようという事になった。
そして、申し合わせの次投・・・yukimaruに 「?魚」 はHit! 
ハナッからオナガモード・・・”竿が折れても出さんモード”で巻き取りの一手! 
右に左に走り回るのを強引にねじ伏せる。数分間のヤリトリの末、やっとのことでT氏の釣り座の下まで寄せきった。
取れそう! そう確信した次の瞬間・・・海面がドッカ〜ンと大爆発・・・大きな水柱が上がった! 
何が何やら訳が分らなかったが、「サメぢゃ〜!」とT氏の一声。 
正体は ”メダイに喰らいついたサメ”・・・イルカショーさながらのジャンプを披露してくれた。
時々止まり、急に方向を変えて走ったのはメダイがサメに追われていたのだろう。
沖に向かって超剛力で走ったのは、メダイを喰らったサメの引きのようである。
もしタモ入れ寸前だったら・・・タモごと海中に引き込まれてサメにパクンチョ・・・。 お〜怖っ!
正体が判りヤル気のメーターは一気にDown・・・サメが居座っては釣りにならない。
夕食を摂り、明日に備えて寝ることにした。 

■朝の見回りで・・・
午前3時30分・・・煌々と灯りを点けたカイザーがやってきた。 
ホースヘッドのMOMOさんが「yukimaruさ〜ん。サメ瀬に行くけん用意ばしとって!」 そう言い残して去って行った。
「へっ・・・サメ!? Tさん・・・今からサメに行くんぢゃと。」 「おぉ〜!サメかぁ〜エエのぅ〜v がっはは!」 
ルンルンのようである。(笑)

← ※ 大サメ瀬の釣り座 (朝撮影)

20分後、迎えに来たカイザーに乗り込みサメ瀬に向かった。
我々が降りたのは「大サメ瀬」・・・下げ潮に定評がある。
「8時30分頃の納竿で〜す。」 
まだ暗い中、カイザーは去って行った。

                           ※ 大サメから見た小サメ瀬  →
早速、実釣開始! 下げの激流にマキエを打って仕掛けを投入する。
何処をどう流れているのかサッパリ分からないが、さすがにサメ瀬!アタリは即あった。
太仕掛けに物を言わせてブリ抜いたのは50cm弱のオナガ君。
先端に陣取るT氏もギャーギャー言いながら堪能しているようだ。
「やったで〜! サメ瀬はエエのぅ〜」 獲物を持つT氏の顔が全てを物語る。
その後、得体の知れぬ大物(たぶんBigオナガ!)に10号ハリスを切られるは、道糸は飛ばされるはと、ストレスは肥大していったが、56cmのオナガを無理やりGet!
サメ瀬での夜明け釣りを堪能することができた。
午前7時40分・・・納竿。  2泊3日の釣行にピリオドを打った。

← 女島をバックに記念撮影! 

■Bye−Bye男女群島!
迎えに来たカイザーに乗り込むと、「今世紀最後のサメ瀬はどうやったと?」 MOMOさんが笑いながら問いかけてきた。
T氏が 「今世紀最後と言わず、もう一回頼むね!」 精一杯の愛想笑いで答える・・・。
すると、MOMOさん 「どっしよっかな〜!??」 とかわされてしまった。(笑笑)  ホント、MOMOさんは面白い。
回収の手伝いをしながら男女群島の景色を楽しみ、男島を過ぎたあたりで船室のベッドに潜り込む。
寝たが最後、2泊3日の疲れが出たのか意識不明の爆睡Time・・・一気にワープしたかのごとく田平港に到着した。
皆で協力して荷物を降ろし、風呂に入って長丁場の汗を流す。
奥様に頼んでおいた、名物のテンプラ(ジャコ天)を受け取り帰路についた。 

〜PS〜
今回の遠征で、T氏たっての望みである帆立岩に上陸できたし、サメ瀬での夜釣り(夜明け釣り)もできた。
T氏も喜んだしオナガの60 OverはGetできたし、遠征の段取り担当としては満足のいく釣行であった。
次の目標は65Up!

仕掛け
フカセ釣り 中潮
昼 ロッド2号 道糸3号〜4号、ハリス3号〜5号  ウキ(-00号〜3号)
夜 ロッド3号 道糸PE4号 ハリス8号〜10号 ウキ(1号)
マキエ : オキアミ生9Kg+地アミ4Kg  6セット 配合3袋 サシエ:生LL 加工エサ6パック
磯 : 二重鼻〜沖の平瀬〜古賀横〜帆立岩〜沖の赤瀬〜大サメ瀬

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