タイトル

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2007年3月21日〜23日 男女群島「帆立岩〜大サメ瀬」 

のデカバン狙いで再び男女群島へ。日程は21日からの2泊3日釣行。
予定では3月の上旬と下旬に遠征する計画だったが、上旬は天気と仕事が噛み合わず断念。下旬のみとなった。
余談だが、3月の上旬にSM君とToga君が男女群島に遠征した。
しかし、五島を過ぎた辺りでヘラクレスのペラが壊れるハプニング・・・五島からサムソンに乗り換えて男女に向かったそうだ。
予定よりかなり遅れて男女群島に着いたものの、翌日は天候悪化による撤収・・・。
ちなみに、SM君は3回男女に遠征しているが1泊2日の日程を消化した事が無い。
つまり全て早期撤収の日帰り釣行・・・とことんツキの無い男である。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ (ゴメンネ。)

■23時出港のカイザーにて
粋な出港時刻なので、ガッツリとビールを喰らい船室へ・・・ほぼ爆睡Zzzzz。
男女群島のオーラ(?)で目が覚めて、外に出てみるとMOMOさんが荷物を船倉から出していた。
漆黒の闇の中なので何処が何処やらサッパリと分からない。
「・・・何処ぢゃろ?」っと思っていると、「yukimaruさ〜ん行きましょう!」と船長から声が掛かった。
MOMOさんが、「うん!? 帆立かな〜?」 と一言・・・。 
半信半疑だったが、数秒後にサーチライトで照らし出された岩影は男女の象徴「帆立岩」だった。
午前2時過ぎ・・・1ヶ月ぶりの帆立上陸にキャーキャー騒ぎながらT氏とビールで乾杯! 大漁を祈る・・・。
2航海連続での「帆立岩」・・・チョット贅沢???
T氏が釣る!ゴンゴンの上げ潮■夜釣りは不発・・・
期待した帆立での夜釣りだったが、悲しいかなアタリは皆無。
夜明けを頃合いにライトタックルに仕掛けを変更した。
ウキは前回同様の−00を選択。道糸3号+ハリス3号で始めてみた。
上げの潮がゴンゴンに流れている。
明るくなり目視できるので潮のタルミを選び、仕掛けを投入。
張らず緩めずのテンションで仕掛けを流していくと、竿引きゴゴ・ゴン!!!
潮の抵抗も手伝い強烈な手応え・・・遠征2号は胴からヒン曲がった!
底に突っ込むアホみたいな馬鹿力をいなしながら、ヤツのスキを伺う・・・そして、弱った(?)ところで反撃開始!オナガグレ!
バカの一つ覚え・・・巻きの一手で強引に浮かせる。 
往生際悪しでタモに入れたのは検寸50cmのオナガだった。
いきなりのオナガ・・・さすがに帆立岩である。
デブ・オナガ※ スマートなオナガ →

※ ↑ メタボなオナガ
クチブト!潮の流れは複雑だが、仕掛けが入れば必ず当たってくる。
名礁「帆立岩」・・・食ってくる魚はオナガ・クチブト共に良型揃い。
アタリの多さ、型の良さも手伝って、ドンゴロスはパンパンに膨らんでいった。
この上げ潮・・・ず〜っと続いたら・・・楽しいだろうな。。。。。
いずれ来る下げ潮・・・こなきゃイイのに! ・・・ブツブツ呟きながらマキエを撒いた。
ヒラマサ!

潮流が豊富なだけに、青物もガンガンに当たってくる。
前回はカツオだったが、今回はヒラマサ君!
少々、痩せ気味だが、60は楽に越えていた!
不思議な事に、ここのヒラソは瀬に突っ込まない。
ライン強度の見極め&竿さばきの練習には良い相手だ。

■次の見回りにて
いくら名礁でも2ヶ月連続&下げ潮・・・さすがに飽きる。 見回りに来たカイザーに飛び乗り、「帆立岩」を後にした。
そして、次に乗った磯は「佐藤のハナレ」・・・。
ここも、超A級磯・・・こんなにイイとこばっかり乗ってエエんかいな?っと思ってしまう。
磯が狭くて立ちにくいが、サラシ・潮流・海の色・・・雰囲気は充分である。 荷物をコンパクトにまとめて実釣開始!
サラシの先端にマキエをパラリ・・・すぐに沈むのを目で追いながら仕掛けを投入する・・・。
仕掛けは帆立のままなので、すぐにウキは潜行を開始。
     ※ 「佐藤のハナレ」・・・足場は良いが狭い。  →

シモッて行くウキがマッハで海中に消えていく・・・・うぉぉりゃぁ!
大きく合わせると尋常ならざる反応が・・・・!
”ガゴンガゴン”と引きまわる・・・ん? なんじゃろ???
疑心暗鬼のまま、浮かせた魚体はベージュ色。
「やっぱし・・・・」 今遠征初の三の字だった。
それからは、マキエを合わせたり外したりと手を尽くすのだが、食ってくるのは対象外の魚逹。 ここも下げ潮は良くないのかな?
雰囲気は充分あるのだが、上手くいかないものである。
結局、クチブーを数枚追加しただけで、THE・END。
午後4時過ぎ・・・迎えに来たカイザーに乗り、「佐藤のハナレ」を後にした。
他の磯の釣果をMOMOさんに聞いてみたが、「ダメね〜。」 っと一言。
”釣れてる所がイイ所”の名言が出なかったので、それすら無いようである。

※ ← 佐藤のハナレでのクチブーさん!計ってないけど中々、良型。

■寝る磯、寝ない磯・・・
「何処に泊まるん???」っとMOMOさんに聞いてみたら、「大サメ!」と即答されてしまった。
帆立岩に続く2航海連続の大サメ瀬・・・できれば、「小サメ」がいいと思うのは贅沢だろうか?
17時前・・・弁当を受取り大サメに上陸。 荷物を高場に上げて一息ついた。
大サメの先端!今は上げ潮が「小サメ」方向にゴンゴンと流れている。
はっきり言って「小サメ」が邪魔で釣りにくい。。。
ここの本領は下げ潮なので、それまで仮眠を取ることにした。
潮見表によると下げが来るのは夜半過ぎ・・・。
携帯のアラームを23時に合わせ、寝袋に潜りこんだ。
T氏がドタバタしているのが気になったが、何時の間にやらZzzz。
意識不明から復活したのは22時過ぎ。
辺りを見回すと既にT氏は先端に立っていた。(寝てないかも・・・)
身支度を整え、釣り座に降りてみる。 
まだ上げているようだがゴンゴンではない。
足元にマキエをボンボン撒いて、仕掛けを放り込む。何時来るか!・・・ドキドキ・ワクワクしながらケミの光を見つめる。
しかし、投げても撒いてもアタリは無く、時間だけが刻々と過ぎて行く。 このまま、サメ瀬でボーズだったりして・・・。
ボーズが現実に近づいた午前2時、やっと待望の本命が食ってきた。中々の抵抗を見せるが、こちとら無敵の10号ハリス!
太仕掛けに物を言わせて、強引にブリ上げた! 検寸してみるとジャスト50cmの茶グレ君。
それにしても、ここは足元の瀬がキツイ・・・ハリスは瀬ズレでザラザラだった。
この釣り座ではデカイの取れないかも・・・!? コソコソとT氏の釣り座の横に入って仕切り直した。
・・・邪魔してゴメンね。。。

■針古瀬へ・・・
期待した「大サメ」での夜釣り・・・どーにもならん化物との格闘は何度かあったが取込みは不可!
ギューン・バチン・・・10号ハリスがいとも簡単に飛んでしまう 。ここには、とんでもないヤツがいるようだ。
結局、最長寸はT氏の釣った58cm! 60Upは不発だった。
午前5時前・・・迎えに来たカイザーに乗り、「サメ瀬」を後にした。
ちなみに、今回の遠征は2日釣り(2泊3日)の予定だったが、天候が悪化するため今日(23日)の17時で撤収との事。
泊まれないなら帰ろう! ということになり1日短縮となった。(時間的には8時間余り)
MOMOさん曰く : 「カイザーで帰るんなら小サメに上げたのに〜・・・」 「・・・早く言ってよ!」 とブツブツ。。。
カイザーは未だ暗い海の中、女島灯台に向けて速度を上げる。 「今度は何処ぢゃろ・・・!?」
そして、カイザーのホースヘッドが接岸したのは「針古のハナレ」。 シーズン中はクチブーの数釣りで有名な磯らしい。
「8時30分頃に納竿で〜す。」 カイザーは轟音と共に去って行った。

※ 針古のハナレの磯
          タイドプールがあるので転落注意!結構、深い。→

          沖に見えるのが「下の赤瀬」

なんとなく、疲れたのでヘタリこんで朝飯Time。
マキエを練り込んで夜明けを待った。
T氏が水道側(女島側)に、自分は赤瀬側に立ち実釣開始!
偏光で海の中を覗き込むと大小の瀬が無数にあり、クチブトのポイントとしては申し分ない。
潮はゆっくりと右に通し、海底の起伏の影響を受けヨレている。 雰囲気は十二分である。
最終日にクチブトの入食いってか・・・?!  取らぬタヌキ的な事を考えていたらウキが綺麗に引き込まれた!
そりゃ〜来たぁ! アワセを入れるが・・・うん!?
たいした引きではないのだが、やたらと竿を叩く・・・。
暫くして海中に見えたのはギラギラした白い魚影。 
今遠征初のババタレ(イズスミ)だった。 
事前情報によると、かなり居る!との事だったが、乗った磯が良すぎて今まで巡り会えなかったようだ。
”巡り会えた” この表現は嬉しさを表すのだが、今回の場合、大多数の釣り人は嫌いだと思う。
数が居ない事を祈りつつ、マキエを撒いて海中を観察・・・すると、いるわ・いるわ・ウジャウジャと・・・。
”エサの時間ぢゃ〜!野郎共〜集まれ〜!!!” っとばかりに湧いて出てくる・・・。
あまりの多さに意気消沈・・・T氏の立つ水道側も同様のようだ。
「こりゃーかわせん・・・参った降参・・・。」  疲れのせいか、数少ない引き出しを開けるより納竿を選んでしまった。
午前9時・・・カイザーに乗り、サメ瀬の遊覧を楽しんで男女群島を後にした。

仕掛け
フカセ釣り 中潮
昼 ロッド2号 道糸3号、ハリス3号  ウキ(-00号〜3B)
夜 ロッド3号 道糸PE4号 ハリス8号 ウキ(1号)
マキエ : オキアミ生9Kg+地アミ4Kg  5セット 配合3袋 サシエ:生LL 加工エサ6パック
磯 : 帆立岩〜佐藤のハナレ〜大サメ瀬〜針古のハナレ

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