タイトル

■ 2009年6月12日〜13日 男女群島遠征 VOL1 「古賀瀬」 


約は肥前鳥島・・・しかし、南西風の影響で鳥島は断念となり男女群島への釣行となりそうな予報。
あじか今回もお世話になるのは、ブラック軍団を擁する、あじか磯釣りセンター!
今時期は男女方面への客は少なく、ほとんどが五島への出船らしい・・・我々が到着した田平港では五島専属船のSEA WINGに荷物を積み込んでいた。
そんな中、T氏がMOMOさんを発見!・・・何やら話し込んで帰って来た。
T氏曰く 「なんしに来たとぉ?って聞かれた・・・五島は波が2mげな。。。」
「鳥島中止ならキャンセルせんとダメやん・・・って言われたでぇ・・・(涙)。」
一縷の望みを繋いでいたが、どうにも鳥島は無理らしい。
事務所に行って詳しく聞いてみると・・・船はカイザーで男女に出船するとの事。
カイザーの船尾のベッドを確保して山見船長に、ご挨拶・・・・・。
「yukimaruさん、久しぶりやね〜。上物やろ〜・・・釣らしきるかいな〜(汗)」 
百戦錬磨の山見船長でさえ、今時期の男女での上物釣りは厳しいようだ。
「鳥島も食いよらんもんね〜。男女はオナガはおらんし、クチブトも5〜6枚ばい!」
今回、カイザーのポーターを務める、MOMOさんの追い討ちがかかる。
そして、「今からでもキャンセルして帰ったが良かよ!(笑)」・・・っと更に追い討ち。
こんな話を聞いたら、”ボウズ確定か?” ・・・そう思ってしまうのは自分だけではないだろう。 激渋の男女群島・・・モンモンとする気分を抑えるべく、ビールをプッシュン・・・まな板の上の鯉の心境で出港の時刻を待った。

■午後2時積込・・・そして、午後3時出港!
午後6時30分・・・男女群島の男島から瀬着けを開始。
南西からの風を避けるべく北側の磯から降ろしていくようだ。
底物師主体で降りていくが、時折、上物師に声がかかる・・・。
しかし、冬場は良いとしても、今時期には降りたい磯ではない。
やはり、この時期は本流筋・・・瀬戸に面した磯である。
ブラックカイザーは東岸に回り、速力を上げていく。
「yukimaruさ〜ん。準備しましょう・・・!」
山見船長から声が掛かったのは中ノ瀬戸!
男女群島の象徴・・・「帆立岩」を望む瀬戸である。
↑ ※ 古賀瀬     上礁を期待した「帆立岩」・・・しかし、ウネリが高くスルー。 
ガックリしていた矢先、カイザーのホースヘッドが取り着いたのは中ノ瀬戸に面する「古賀瀬」であった。

■午後8時、夜釣り開始!
ここ、「古賀瀬」はハナグリ島から少し離れた独立磯! 豊富な潮流のおかげで、オナイスズミガがバンバン当たってくる磯である。
配合剤を少々混ぜたマキエを準備・・・早速、釣りを開始した。
潮の塩梅もよー分からない一投目・・・ケミを背負ったウキが流星の如くの残像を残し、海中に消えていった! 合わせをくれて戦闘開始!
ガコンガコンと引きたくるが、こちとらの武器は5号竿に8号ハリスである。
おぉぉりゃぁ〜!っとばかりに引き抜いてやった! 「やった!クロぢゃ!」
ブリ上げの瞬間に見えたその姿・・・たしかに、クロに見えた。
岩の上でビトンビトンと跳ね回る魚にライトを当てて姿を確認!
クロだと思ったその魚・・・なんと!ババタレ 俗名:イスズミだった(悲)。
それからというもの、釣れる魚はババタレとハタンポのみ! ウキは綺麗に入るものの、釣り物に恵まれない時間が続いた。
釣りを開始して4時間少々の午前0時過ぎ・・・ついに辛抱の棒がヘシ折れて仮眠を取る事に。
釣り座の後ろにあるフラットな場所に銀マットを敷き、シェラフカバーを被って横になった・・・・・Zzzzzz。
午前4時起床・・・昨夜の釣りの続きを始めるが、海の中の状況は4時間程度では変わらないようで、釣れてくる魚に変化はない。 休んでは釣り、釣っては休んでを繰り返していたら、薄っすらと東の空が明るくなってきた。

■本命登場!?
潮流いよいよ、Day Attackの開幕!
潮流は上げも下げも何故か「帆立岩」方向に流れている。
夜釣りでは出来なかったマキエの目視も今は可能・・・潮はかなり重いようで、マキエの沈降はかなり早い。
3号のオシャレにG1のウキを通し、ハリス3号を直結!・・・G3とG4の負荷をかけ、タナは3ヒロ! マキエを足元に打ち、仕掛けを投入・・・ウキの後ろにマキエを打って、仕掛けとの同調を意識して流していくと、微妙にシモッたウキが一気に海中へと消えていった! 
すわっアタリぢゃ! 合わせをくれてやると、強烈な重さがマスターモデルにのし掛かり、肉厚の高弾性カーボンは綺麗な曲線を描き敵の突進を受け止める。 重い横引きと浮かない強さはオナガであろう・・・それを確信しての戦闘的ヤリトリ。
浮いては潜られを繰り返し・・・やったかな?っと心の中でほくそ笑んだその瞬間、竿に掛かった過重はゼロになった・・・・。
なんで!? 切れた!? っと思ったら、ハリ外れ・・・。 どっちにしても心の落胆は想像に等しい。
そして、気を取り直し挑んだ次投、またもやHit! 掛けた瞬間からギュイーンギュイーンと走り回る青物系の引きである。
その力を堪能・・・タモに入れたのは、ヤイトガツオ(スマ)だった。
らしき魚の連発に活気&ヤル気は急上昇!
更なる獲物を狙って仕掛けを流していくと、タナを4ヒロに深く取ったところで、激震をキャチ! ・・・かなり重い。
重くシャープではあるが、なんとなく優しい引きである。
突っ込みも弱々しいので、過重を一気に竿の胴に乗せて浮かせにかかると、尻尾の白い魚が見えてきた。 V(`∇´)V
横に走る魚をタモの正面で浮かせて、無事Get!
検寸47cm・・・かなりメタボなクチブト君。
オナガではないが、今遠征、初の本命登場となった。

■極彩色のおさかな登場!

の猛襲が凄まじかったイスズミ君も夜が明けたら眠くなったのか、ハリには掛からない。
その代わりではないけども、くりからモンモンの魚が大きく台頭・・・なんと!釣ってはならないタカノハまで食ってきてしまった。
「これって潮が悪い時しか食わん魚よーのー!?」 釣ったT氏も頭をひねる。 ・・・潮が悪い???
結局、タカノハが決め手となり、磯替り決定!・・・・荷物を片付け、船を待ちながら釣れない釣りを続けた。


「古賀瀬」から見える風景と位置関係。
中ノ瀬戸は上げ潮が西側へ下げ潮が東側に流れる。
しかし、「古賀瀬」の潮は何故か西側にのみ流れた。
本流に引かれる潮故かもしれない。




午前8時30分・・・男島方面からカイザー来磯! 「釣れたぁ〜???替わるやろ〜?!」 っとMOMOさん。
静かに、「一枚ね・・・」っと告げ、船に乗り込んだ。
ブラックカイザーは「古賀瀬」を離岸・・・ハナグリ島を通り過ぎ、女島に降ろした客の見回りに向かう。 
MOMOさんはニャッと笑い・・・「yukimaruさん。大サメに行くけんね〜。釣ってよ〜!」
3月にクロ兵衛さんと乗った「地の平瀬の南」を横目に見つつ、ブラックカイザーは女島を南下・・・・・まだ、大きいウネリが残る中、男女群島における最高のスーパーステージを目指した。

<・・・続く

Tackle & Data 
釣行地 男女群島 一泊二日
6月12日午後15時出港 〜 6月14日午前10時納竿
気象
6/12 曇り 南西 中潮 05:03 123cm 17:02 51cm
佐世保 10:29 250cm 23:44 257cm
6/13 曇り 南西 中潮 05:41 146cm 17:39 64cm
11:09 241cm
6/14 晴れ 西 小潮 00:19 250cm 11:55 230cm
微風 06:23 128cm 18:20 80cm
釣り方 フカセ釣り 
タックル がまかつ パワースペシャルフカセ5号
Shimano BBX−8000
バリバス本流8号
サンラインVハード8号
がまかつ マスターモデル尾長M
Daiwa トーナメントISO2500LBD50th
道糸: サンラインオシャレ3号 
ハリス: サンラインブラック3号
タ ナ 3ヒロ〜竿2本
エ サ マキエ : 生オキアミ18Kg ボイル9Kg 地アミ12Kg グレパワーV10 2袋
サシエ : 加工エサ、生、ボイル
釣 果
備 考

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