タイトル

■ 2009年6月13日〜14日 男女群島遠征 VOL2 「大サメ瀬」 


島を南下したブラックカイザーは、ウネリを掻き分けながらサメ瀬へと向かう・・・ほどなくして露になったスーパーステージ!
サメ瀬しかし、小サメは時折、波を被っていた。
我々が上礁するのは「大サメ瀬」・・・時折、磯を駆け上がる横波が厳しいが、山見船長の見事な操船とMOMOさんのテキバキとした荷渡しで、難なく上礁する事ができた。
ここは、波が横から滑るように這い上がる危険な磯! 
荷物を全て高場に繰上げてから、まずは一服。。。
・・・っというのも、今はまだ満ち上がりの時間帯で、ここの本命潮は南に激流で流れて行く下げ潮なのである。
再び来れた「大サメ瀬」・・・下げを待つ時間も勿体無い。。。
焦る気持ちを抑えつつ、マキエ&仕掛けの準備にかかった。
り座を磯の真ん中に取り、右方向の潮を釣っていたT氏の一投目・・・激震が彼を襲った!
「古賀瀬」ではイスズミ&タカノハに翻弄された彼だが、今度は本命を確信してのヤリトリをしている。
竿を叩かない重く強烈な締め込みに耐え、磯上にズリ上げたのは45Upのオナガ君!
今遠征、初のオナガである・・・う〜先を越されてしまったわい。。。


自分は女島側の先端に釣り座を構え、仕掛けは「古賀瀬」のままで投入。
サラシの際を探っていたら・・・こっちも一発で大アタリ!!
合わせた瞬間から強烈な締め込みに襲われ、堪らずレバーOFF!
竿の角度を保ったところで、反撃開始! 「折れるもんなら折れてみぃ〜!」
折れてもかまわんモード! 腰ダメの体制から竿をヒン曲げると、その反発力に屈した魚は徐々に浮いてきた・・・しかし、妙にゴンゴンと竿を叩く感が???
瀬際に突っ込まれそうになったのを強引に抜き上げ、磯伝いにズリ上げた。

通称:三ちゃん、俗名:ニザダイ君。 嫌われ者の三ちゃんだが、よーく見るとヒレがブルーで綺麗な魚なんだよね。
徳島の人によれば、食っても美味いらしいが・・・自分は臭いを嗅いだ後、海に帰っていただいた。
いきなりの三ちゃん登場・・・仕掛けが深く入り過ぎないよう、ハリスに打っていたG4→G6に交換。
同ポイント、サラシの先端に放り込む・・・すると、男女のコッパが食ってきた。 約30cm・・・リリースが妥当だが、昼飯時のビールの肴にしようという事になり Keep! すると、またもや同寸が食ってきた!
今度は夕飯のアテに・・・という事になり、これもKeepとなった(笑)。 
り辛かった上げの潮だが、午前11時には下げ潮に変化!
待ちに待った、「大サメ瀬」の本命潮である。
ウキをBに替え、G2のメタルクッションを通す・・・ハリス3ヒロの中間にもG2のジンタンを打ち、タナ3ヒロで流し込んでみる。
マキエは足元にのみ・・・潮のタルミを見つけ、サシエから順に着水させて、ビンビンに張りながら仕掛け全体を入れていくイメージ。
メタルクッションの入っていく角度に注意しながら、ジンタンの位置を変えながら、適正な潮受け部分を探っていくと・・・パラパラと出ていた道糸がバチバチバチバチーとスプールから弾け飛んだ!
わっっ・・・大アタリ!
合わせをくれてやるまでもなく、竿は潮流と魚の抵抗のW過重を全身に受け、ヒン曲がっている。
推定60m・・・大きく竿を煽ってはリールを巻巻巻、ポンピングを駆使して魚を寄せるが、かなり重い!
弱い魚なら簡単に浮いてピラピラと本流になびくのだが、ことオナガ類に関しては、それが当てはまらない。 深く潜ってきたまま、寄ってきて磯際を横走り・・・!
なんたる往生際の悪さ・・・腰ダメの位置から竿を締めるも、浮いては来ない。
ぼや〜っと見える魚影に尾っぽの白さを確認! 「ほりゃぁ〜踏ん張れぇ〜!」
マスターモデルと我が乳酸の蔓延した腕に気合を入れると・・・観念したのか、その美しい魚体を白光の元にさらけ出した。  検寸46cmのオナガ君!
yukimaru・・・今遠征、初オナガの捕獲に成功! ψ(`∇´)ψ ケケケッ



群にて跋扈する表層のイスズミをかわし、深く入ったらサンンジ・・・この包囲網を突破したらオナガが食ってくる。
そんなパターンで本命の魚を探索・・・下げが進むにつれて激流の度合いは増し、オナガのHit率は若干上がった。
しかし、潮位が下がった事により、取り込みが困難になり、仕掛けの損傷もかなり激しくなる事に。。。
あ〜も・す〜もなく道糸を飛ばされたアタリ・・・竿だけでかなり頑張ったが、ラインを出さない気持ちが負けたアタリ・・・。
大バラシあり!、難易度高しの取り込みあり! さすが、男女一のスーパーステージである。
そして、ポチポチの釣果と引き換えに「大サメ瀬」のDay Attackは終了・・・Night Attackに突入となった。



あじかの弁当
次の満潮時刻は午前0時あたり・・・今は上げの真っ最中である。
下げ潮に体力を温存するため、カイザーから配られた弁当を食らい、オナガに食われたエネルギーを補給する。
たらふく食ったところで、今度は仮眠を取る事に・・・携帯のアラームを午前1時にセットしてシェラフカバーに潜り込む。
昼の疲れからか、意識不明になるのに時間は掛からなかった。 Zzzzzzz・・・。

前0時20分・・・起床!
ゴソゴソを寝床から這い出て下に降りてみると、T氏は既に釣り始めていた。
状況を聞いてみると・・・やはり、イスズミがしつこい! との事。
昼の釣り座に入り、下げに代わった本流に仕掛けを入れてみる。
その数投目・・・食ってきたのは、かなり良型のムロアジ君!
やはり夏!・・・それなりの魚が男女群島にもハバを効かせているようだ。
これをエサにしたら?・・・妙な考えが頭に浮かんだが実行に移す事は無かった。
結局、夜釣りはノーヒット! 白々と明けてきた東の空を頃合にNight Versionの道具を納めた。

たまた始まった、Day Attack! 男女群島にサヨナラする時間は残り5時間余り。 カイザーから受け取った朝の配給弁当を食べるタイミングが見出せず、黙々と竿を振り続ける。 
タイムリミットギリギリの下げの本流からは夜中に音沙汰が無かったオナガからの反応が時折、返って来るが、相変わらず、浅く当たればイスズミ・・・深くサシエが残ればサンノジのパターンは変わらない。
「大サメ瀬」、絶好の下げ潮であるが、時間の経過と共に下げの本流は上げに転じる事になった。
山陰では上げ、下げ共に潮の動く方向は、かなり気まぐれ!
どちらに動くかは長い周期で考えないと解らない・・・しかし、ここは東シナ海のド・真ん中! 上げ下げの潮の向きは概ね一定であり、時刻どおりにやってくる。 本当の本流ゆえであろう。
沖からザクザクと音を立てて流れる上げの本流は「大サメ瀬」に当たって左右に別れ、背後の「小サメ瀬」をかすめて流れていく。
つまり、上げ潮は「小サメ」の本命潮!
小サメ
女島向きの先端に立ち、回り込んでくる潮に乗せ、「小サメ」向きに仕掛けを流す・・・ウキの後ろにマキエをバラ打ちし見守っていると、潜行を開始したウキが別次元の加速を開始!
「小サメ」の近くで強烈に引きたくる魚を無理やりに「大サメ」の横まで連れてきて戦闘開始!大きな岩をかわす際、かなり無茶をしたが、なんとかタモに納める事ができた。
検寸50cm、体高のある立派なオナガ君。
さすがに男女一のスーパーステージである!
上げでも下げでも魚影は濃い。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ



前9時30分・・・男女では久々のマキエ完売!
女島向きの先端から女島〜男島の絶景を眺めつつ、迎えのブラックカイザーを待った。
ベタ凪の男女群島・・・カイザーのキャビンに座り、その雄大な景色を楽しむ。 
男島を離れたところで、船尾のベッドに潜り込む・・・そして、3時間20分後、田平港に到着した。


今回、かなりのアラが仕留められていたが石鯛は不調。
ちなみに、上物師は僅か数人・・・この時期に上物は無謀だったようだ。

Tackle & Data 
釣行地 男女群島 一泊二日
6月12日午後15時出港 〜 6月14日午前10時納竿
気象
6/12 曇り 南西 中潮 05:03 123cm 17:02 51cm
佐世保 10:29 250cm 23:44 257cm
6/13 曇り 南西 中潮 05:41 146cm 17:39 64cm
11:09 241cm
6/14 晴れ 西 小潮 00:19 250cm 11:55 230cm
微風 06:23 128cm 18:20 80cm
釣り方 フカセ釣り 
タックル がまかつ パワースペシャルフカセ5号
Shimano BBX−8000
バリバス本流8号
サンラインVハード8号
がまかつ マスターモデル尾長M
Daiwa トーナメントISO2500LBD50th
道糸: サンラインオシャレ3号 
ハリス: サンラインブラック3号
タ ナ 3ヒロ〜竿2本
エ サ マキエ : 生オキアミ18Kg ボイル9Kg 地アミ12Kg グレパワーV10 2袋
サシエ : 加工エサ、生、ボイル
釣 果 オナガ・クチブト 28枚 スマ1本 サバ1本 
備 考

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