タイトル

■ 2010年1月17日  肥前鳥島 「中岩」「南岩」 


年は年頭から悪天候続き・・・初釣りのできないままに過ごしていたが、やっとその日がやってきた。
予約した行き先はオナガの楽園 「肥前鳥島」である。
天気図とニラメッコの1週間を経て当日の午前7時にT氏と二人で広島を出発!  荷物の積み込み 
午後12時過ぎ、長崎県田平港に到着した。
早速、”あじか磯釣りセンター”の事務所へご挨拶。

「こんにちは! ご無沙汰してま〜す!」
「あ〜yukimaruさん いらっしゃい。 鳥島・・・行けますよ〜。」
「ホンマですか〜!?」
「船はサムソンです。14時から積み込みですから・・・」
予想はしていたものの・・・鳥島行けます!
なんと良い響きであろうか・・・。

興奮冷めやらぬまま、乗船名簿に記入し荷物の準備にかかった。
午後14時・・・サムソンとヘラクレスは荷物の積み込みを開始! 大量の荷物を分割して積み込んでいく。
男女群島に向かうブラックヘラクレスも、総勢40名余りの釣り客で大賑い!
その中には一昨年に出会った方もおられ、船べり沿いにて暫しの談笑Time。
過去の話題で盛り上がっていると、2560馬力を誇るヘラクレスのエンジンが始動!
その重低音のシンファニーを高く奏でながら、ゆっくりと後進を開始した。
ヘラクレスを見送っていると、今度は尾下船長操るブラックサムソンがエンジンを始動。
14時50分・・・サムソンはヘラクレスの後ろを追尾するように田平港を出港した。

■午後18時20分・・・肥前鳥島に
船首左手方向に男女群島の連なる島影を見ながら、あじか磯釣りセンターの旗艦ブラックサムソンは鳥島を目指す。
そして、午後18時20分、肥前鳥島に到着した。
肥前鳥島
夕刻の肥前鳥島 「南岩」と「中岩」

けっこうなウネリがある中、「中岩」に韓国ツアーの団体客を降ろし、我らが日本人の順番となった。
ここからは代表ジャンケンをして上陸する場所を決めていくのだが・・・結果、yukimaruはドベ2! さすがに弱い。。。
人気のある「北岩」は早々に売れ切れ、残るは「南岩」と「中岩」の高台である。
皆が嫌うと言われている「中岩」の高台・・・ドベ2なので「南岩」に乗る権利はあるのだが、自ら進言して「中岩」の高台に降りる事にした。 ここは海面から7〜8mに釣り座があり、タモは届かないので全て「うおぉぉりゃぁ〜」のブリ上げとなる。
これがこの磯の嫌われる由縁であろうが、足場もまぁまぁ良く釣り座も広いので自分はけっこう好き。(笑)
船着きから荷物を上に繰り上げ、2010年初釣りの儀の開始となった。

■1投目から・・・
特に期待していた訳ではない。
ここでは普通に当然の結果なのだが、マキエを適当にコマセて仕掛けを入れると一投目から50弱のオナガが食ってきた。
食ったタナは3ヒロ弱であるが、ウキの反応が鈍いのでもっと浮いているようだ。
2ヒロに上げての次投。 蛍光色に光るケミホタルは流れ星の如く海中へ・・・。
パワースペシャルFukase5号の硬い弾力に抵抗を示す魚は柔竿のそれと違いゴンゴンと竿を叩いて抵抗・・・しかし、その絶対的なPowerの前に魚はその動きを封じられ釣り人の意思により空中にブリ上げられる。
大味な釣り・・・それが、ここ肥前鳥島での夜釣りなのである。
今夜の満潮は午後10時前・・・しかし、潮がどっちに動こうが魚は順調に食い続けた。

■60登場・・・

強靭さを誇る「がまかつ パワースペシャルFukase5号」であるが、数々の50のブリ上げに穂先が負けて破損。(涙)
予備ロッドのインターライン4号を出す事に・・・。
その数投目・・・磯際を探っていた仕掛けに激震が走った!
その強烈な突っ込みには耐えた・・・が、ブリ上げは到底できそうにない。
そこで、前回もお世話になったスロープを利用する事に。
魚を怒らせないよう磯の先端に上手く回し込んで誘導・・・右手方向にある磯のスロープの前に持って行き僅かに魚をブリ上げる。 そこからは磯に預けたまま、道糸を手繰って磯のスロープ沿いに魚を引っ張り上げた。
落ちるなよ〜・・・祈りながら引っ張り上げたのは見事なオナガグレ!
検寸61cmであった。 今年もヤッタもんね〜。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ

60Upのオナガを釣った後も中巨なオナガはポツポツと順調に釣れ続けて腕も腰もダルダルに・・・。
休みたい・・・しかし、魚が休ませてはくれないのである。
綺麗に海中に引き込むアタリ、シブシブと海中に入るアタリ・・・。
いろいろなケミの光の反応を楽しみながら満点の星の中で釣りを続けていると・・・またしても重くて強烈な激震が二の腕を襲った。
これまた、只者ではない感じである。 強烈な引きに耐えつつ、ラインを出したり引いたりと持久戦。 そして、微妙に弱らせ磯の先端を上手く回し込んで磯上にズリ上げたのは60ジャストのオナガ君!
先ほどのよりメタボなオナガ君・・・君は塩焼きか? V(`∇´)V


■「南岩」に・・・
夜が明けてサムソンの見回りTime! そこで、「南岩」の西側に磯替りすることになった。
昨夜はウネリが大きく乗れなかった場所であるが、今朝はベタ凪・・・十分に乗れるそうだ。南岸西側
船長のご好意に感謝しつつ、「中岩」にBye−Bye!
サムソンでぐる〜っと回って「南岩」の西側に降り立った。

さて、この「南岩」西側の磯であるが、ここは磯が低くく常に波を被っているようで足場となる岩は全てツルツル・・・。
まるでスケートリンクである。(怖)
足場にドンゴロスを敷かないと転倒は必至であろう・・・。
猫の額ほどの平たい場所に目星を付けてドンゴロスを敷いて足場を確保! 突発的なウネリに備えて道具類をピトンとロープで固定、Day Attackの準備を始めた。
初めてとなる鳥島でのDay Attack!  夜釣りよりも数段面白いフカセ Gameの開始に胸はドキドキ・・・。
震える心を抑えながら、G-Turn2号遠征を取り出し、尾長スプールを装着した09競技を取り付ける。
道糸は3.25号・・・それにG2のyukimaruウキを通し4号のハリスを直結。 
G4のナマリを2つ付けて、群青の海に放り込んでみた。 
「南岩」の潮マキエは足元にのみ打ち、仕掛けを張り込んでみる・・・。
ウキはシブシブの状態から僅かに潜行を開始。
フラフラの潮に合わせるかのように海中を漂っている。
さぁいつ来るか!・・・・・しかし、夜釣りのそれとは違いアタリが遠い。
仕掛を回収してみると、サシエは綺麗な形で返ってきた。
何かおかしい???
隣で釣っているT氏も頭に???のようである。
肥前鳥島・・・夜釣り専門磯なのだろうか・・・。

■芳しくはないが・・・
出鼻を挫かれたDay Attackであったが、仕掛けや投入位置を変えて探っていると、それらしき魚がポツポツと食ってきた。
面白い現象なのだが、仕掛けはキッチリ入っていても軽い仕掛けは何故だかNG・・・。
重めの仕掛けで3ヒロ〜のタナを沈ませながら探っていると・・・今遠征初のクチブトがHit!
オナガ慣れしているので物足りないのが正直なところだが、暴力的でない上品なクチブトの引き味はやはり捨て難い。
鳥島としては芳しくはない状態だろうが、石鯛、クチブト・・・そして50弱のオナガと楽しませてくれた。


正午・・・サムソンの見回り。 鳥島らしくない釣果を船に預けて状況を聞いてみると、「北岩」も不調らしい。
ポイントのあれこれを尾下船長に聞いてみる・・・潮が強くない時は「中岩」との水道筋が良いとの事。
「南岩」の水道側の2名が船に帰るとの事なので、そこに入る事を勧められた。
「16時頃に来ますから・・・」 追加のマキエとビールを受け取って、サムソンを見送った。

「中岩」と「南岩」の水道・・・激流!








午後15時・・・鳥島における納竿まで残り1時間の頑張りどころであるが、強烈な睡魔が来襲!
しかし、横になるような場所は無いのである。 コックリコックリしながら釣っていると、強烈な竿引きのアタリ!
ビックリして合わせをくれてやると、ギューイーン・・・かなりの手応えが返ってきた。
強烈な締め込みをあしらいながら、更に遠征2号の胴を引き絞っていく。 すると・・・パーン! 
乾いた破裂音と同時に竿の2番から先が独立して海中へ・・・。
「へっ・・・?」  なんてこったい・・・2番が折れてしまった。
しかし、運が良いのか悪いのか・・・魚はまだ健在。
妙な形状の竿でのヤリトリ開始となった。
竿が曲がる状態ではないので、巻いたり出したりとかなり忙しい。
竿のタメが効かないってのは難しい事だとつくづく思った。
ここで逃がしてしまっては竿の折り損である。
逃がしてなるものかい! 慎重に相手との距離を詰めながらタモに誘導・・・無事取り込む事ができた。 V(`∇´)V
細見ではあるが綺麗な魚体のオナガ君。 
そのスマートな尻尾ゆえの引き味を楽しませてくれた。 鳥島のオナガ・・・2号遠征をヘシ折るくらい引きます!(笑)

■ByeBye・・・肥前鳥島!
サムソン午後15時40分・・・ハリスが痛んだのを契機に納竿する事に。
荷物をまとめてT氏と今日の釣りを振り返っていると、ブラックサムソンが「中岩」の客の回収を始めた。
夜は爆釣であったが、不満の残るDay Attack・・・。
状況jを聞いてみると、どの磯も同じような結果だったようだ。
「北岩」の客を最後に回収し、ブラックサムソンは針路を男女へ・・・。
これから男女群島まで約1時間弱の航海である。
少しでも疲れを取るため、船尾のベッドに潜り込み仮眠を取る事にした。
目が覚めたら、そこは凪の男女群島! 何処に乗れるのだろうか・・・。

〜Continue〜

Tackle & Data
釣行地 肥前鳥島「中岩」「南岩」 17日15時出港〜18日午後16時
気象 晴れ 中潮 09:59 260cm 21:31 256cm
佐世保 03:26 0cm 15:53 71cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号
(昼) グレスペG−Turn2号遠征、マスターモデル尾長M
Daiwa (夜) インターライン4号遠投 
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) 09トーナメント競技 尾長スプール
道糸 (夜) バリバスバーマックス磯本流8号
(昼) Daiwaトリプルガンマ 3.25号 
ハリス (夜) サンラインVハード8号
(昼) サンラインブラック3号〜4号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生9Kg+ジャンボ ×4セット
サシエ 生、加工エサ
釣 果
備 考  

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