タイトル

■ 2011年2月18日 男女群島遠征 「中山のタンポ」


来ならば先週の連休に釣行する予定であった男女群島。 悪天候のため中止となり1週間ほどズレ込んでしまった。
あまり良くないとの状況は聞いてはいたが、今週は大潮の満月である。 
狼男ではないが、満月の光に誘われて巨の尾長がエサを求めて磯をウロツクであろうと勝手に想像して釣行した。
今回もお世話になるのは「あじか磯釣りセンター」さん。
興奮して眠れなかったというT氏のおかげで早めの出発となり、田平に到着したのは午前11時前だった。
荷物の積み込みは午後13時から・・・早速、事務所に顔を出し、柴山社長にご挨拶。
今日出船する船と天気の状況を伺って積み込む荷物の準備にかかった。 
あじか磯釣りセンター大荷物ブラック軍団!

今日の14時出しで出船する船はブラックカイザーとブラックヘリオスの2船! 既にブラックサムソンは男女群島に向けて出港しており、明日はヘラクレスが日帰り便で出船するそうだ。 「あじか」ブラック軍団だけで4ハイ・・・総勢150名強である。
男女群島は大混雑・・・そんな事を考えながらブラックカイザーに荷物を積み込んだ。
いつものように船尾のクーラーに座り込んでビールをプッシュン! 2本ほど喰らって出港時刻を待っていると、人数が集まったのか定刻の30分ほど早く、カイザーは田平港を離岸・・・男女群島へ向けて出港した。

ブラックカイザーは快調な船足で平戸島を右手に見ながら爆走!
ビールの酔いが回ったところで、船尾のベッドに入り瞼を閉じる。
疲れているハズなのに、何故かウトウトしては目が覚める悪循環を繰り返していたが、いつしか深い眠りの中へ。
船の大きなバウンドを夢心地の中で感じていると・・・

「○○さ〜ん! △△さ〜ん! 準備しましょう!」

スピーカーから響く山見船長の声で目が覚めた。 

狭いベッドの中でゴソゴソとアウターを着込み、ベッドから船のデッキに出てみると、そこは既に男女群島の男島! 
到着時刻は17時20分! まだ明るいので男島の勇壮な景色を楽しみながら上陸の順番を待つ。
ブラックカイザーは吹き付ける北東風の影響を受けない磯を探しつつ南下。
中ノ瀬戸を突っ切って「ハナグリ島」へ・・・。  そして、再び「女島」との間の水道に進入し「立神」を左手に見たところで、山見船長からお呼びが掛かった。  「yukimaruさ〜ん 準備しましょう! 次の次ね〜。」中山のタンポ
すわ!出番! ・・・っとばかりに荷物を纏めてホースヘッドへと送る。

次順、ブラックカイザーがホースヘッドを押し付けたのは「中山のタンポ」。 
女島における冬場の定番磯で北西風には滅法強いらしい。
「潮が下げるまで左からの波に注意してね〜。」 
悪臭を放つタイドプールに注意しながらテキパキと荷物を受け取って、ゆっくりと後進するブラックカイザーを見送った。

早速、T氏から御神酒をいただき、今回の遠征の安全を二人で祈願する。
そして、明るいうちにデンジャラスな場所を確認し、夜釣りの準備を開始!  今宵はハリス10号を掛けてみた。
夜の帳が降り始めたのを頃合いに、1号ウキにケミホタル37を装着し夜の海に放り込む。
左からのサラシによって押し出された仕掛けは、沖に出ていく潮に引っ張られズンズンと進行。
馴染みといい、流れ方といい雰囲気はかなり良さげなのだが、待てど暮らせどアタリはない・・・。
変わり映えのしない展開に集中力も途切れがち・・・なので、空腹を満たすため暖かい食事を摂る事に。
鍋焼きうどん
←金ちゃん鍋焼きうどん IN玉子 天ぷらVer!
これはかなり美味い一杯!

今晩、用意した食材は 「金ちゃん鍋焼き天ぷらうどん」 IN玉子!  
インスタントではあるが、栄養価の高い玉子を加える事でかなりゴージャスになる。 
体力一番の男女遠征、その先陣を切る簡単なレシピとしては最高ではなかろうか。 
そんなアツアツの鍋焼きうどんをすすって空腹とヤル気を満たし、再び釣りを再開!  今度はパターンを変えてサラシから出ていく潮に逆らって磯際を重点的に狙ってみる。  4ヒロ強取ったタナを磯際にキッチリと引き付けてアタリを待つ。

すると、海に馴染んだケミの光がユラユラと妖しく海中に入っていくではないか・・・。   「ん?アタリ???」  
疑心暗鬼を抱きながら竿を起こして合わせてみる・・・すると、仕掛けを引っ張るウオからの反応が返ってきた。


剛力でガゴン・ガゴンと引きまくるが、こちとら5号竿に10号ハリスである。  優しいヤリトリなどは全く無用!
問答無用とばかりに浮かせて磯上にブリ上げた! 肥前鳥島は中岩の高場もどきのヤリトリである。(笑)
磯でビトンビトンと跳ね回るウオ・・・。 汚いタイドプールに落ち込むのを寸前で止め、キャップライトで魚体を確認。
それは60cmには届かないものの、50cmは優に超えるメタボリックなオナガグレであった。 V(`∇´)V
夜オナガ
今回のオナガは全て磯際でHit! 
トロトロと流れる良さげな潮の中で喰ってくる事はなかった。
圧巻は60Upのサンノジ!
てっきり、60Upのオナガだと思ったのに・・・ガックシである。





結局、初日の夜釣りでは50Up2枚を含む4枚のオナガグレをGet!
午前7時・・・明るくなったのを頃合いにDay Attackのタックルに変更した。
まずは伊雅羅ウキの2Bからスタート! タナは約3ヒロである。
左から発生するサラシにマキエを打ち、その先端に仕掛けを放り込む。 海と同化するように馴染んでいく仕掛けを見守りつつラインメインディング・・・するとウキが綺麗に引き込まれた! 期待度激高で合わせをくれるも何たるかな超非力・・・。
いきなり喰ってきたのはコッパのオナガ君・・・。  いや〜な予感がしつつの次投、次に竿を曲げたのはイスズミ君だった。
コッパグレイスズミ

昨夜からのマキエが、広範囲に効いている事は想像できる。 しかし、良型のクチブトに効いていてもよいハズであろう。
ネガティブな心境をポジティブに変換しながら、仕掛けを放り込むが結果は同じ。
確証のないままにノーマル仕掛けから鵜沢SPに変更・・・マキエを合わさずに深いタナを探ってみると、ようやく普通の釣り場でいうキープサイズの口太が喰ってきた。 とても男女のサイズではないが、心に余裕が無いので〆てドンゴロスに放り込む!
連発を期待し、同ポイントをトレースするも連荘でのHitには結びつかず、「中山のタンポ」の撤退・・・いや敗退を決意。
荷物をまとめて瀬替りに備えることにした。


午前8時40分・・・轟音と共に見回りに来たブラックカイザーに飛び乗り、「中山のタンポ」にBye-Bye!
北東風の吹きすさぶ中、空いている磯の探索に走るが、このシケ具合ではとても名だたる磯には行けそうにはない・・・。 
中山のタンポ
←「中山のタンポ」

北東からのウネリで大サラシ!
何度か飛沫を頭にいただいた・・・。


カイザーは客を回収&見回りをしながら風裏を探すが、そんな都合のよい磯は全てお客で満杯!
普段は上がらないような磯にも乗せているようだ・・・。
「あじか磯釣りセンター」のブラック軍団だけでも凄い数の釣り客だが、それにチャレンジャー、日の出丸、大志丸、スーパーウィンなどなど・・・他船オールスターの揃い踏みである。   「乗るとこあるんかいな・・・。」
現在のKeepはたったの5枚・・・のっけからかなり不安な磯替えとなった。  

VOL2に続く・・・

Tackle & Data
釣行地 男女群島 「中山のタンポ」
18日13時30分出港〜20日午前8時30分
気象 18日 北東 大潮 02:18 -27cm 14:43 33cm
晴れ/曇り 佐世保 08:45 286cm 20:37 291cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号
(昼) マスターモデル尾長H
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) 09トーナメント競技 50thスプール
道糸 (夜) バリバスゼロフカセ 8号
(昼) バリバスゼロフカセ 3号 
ハリス (夜) サンラインVハード10号
(昼) サンラインブラック3号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生6Kg+ボイル3Kg+ジャンボ1角 ×3セット 
オキアミ生6Kg  グレパワーV9 3袋
サシエ 生、ボイル、加工エサ
釣 果
備 考  

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