タイトル

■ 2011年2月19〜 男女群島遠征 「吉田の3番」


々を乗せたブラックカイザーは中ノ瀬戸の「SOS」を見回り後、「吉田の3番」の客を回収した。
そこで、山見船長が・・・ 「yukimaruさ〜ん ここに乗らん? 人の多かけん難しいかもしれん・・・。」
人が釣れんから替わろうとしている磯に乗れとは・・・。
しかし、敢えてそこで釣るのも一興かと考え、「吉田の3番」のお客と入れ替わる事になった。
吉田の3番
「吉田の3番」
上物、底物共にターゲットとなる。特に夜の尾長はデカ版が出ることで知られており、潮に恵まれると一晩に良型オナガが数釣れる事も珍しくない。
                       (憧れの磯男女群島より抜粋)




「中山のタンポ」で使用した鵜沢SPの仕掛けのまま、中の瀬戸の豪潮に引かれて出て行く潮に放り込んでみる・・・。
潮流は早くもなく遅くもなくイイ感じ・・・。 そして、潮の負荷をモロに受けたウキは潜行を開始・・・ラインをピンピンに張りながら仕掛けを流し込んでいると、いきなり竿を引っ手繰るアタリをキャッチ!  かなりの剛力にオナガを確信・・・マスターモデル尾長をこれでもか!・・・ってくらい曲げて相手の力に対抗!  さすがのヤツもそれに屈して浮いてくる事に・・・。
妙に竿を叩くウオに疑念を抱きながら最後の詰め!  大きく竿を起すと・・・  「うげっ ウッソぢゃろ・・・。」
参ったゼ!・・・っと磯際に横たわるその姿は外道の代名詞サンノジであった。 


男女群島の昼釣りといえば、クチブト釣り・・・そして、時折オマケでハリ掛りする尾長と遊ぶ釣りである。 
ここ「吉田の3番」も中ノ瀬戸の潮流を受け、大物場として有名であるが、釣れてくるのは極彩色の妙な魚ばかり・・・。
浅く釣ればニセタカサゴ、深く釣ればサンノジとナカナカ的確なタナが絞れない。
そこで、足元から15m程度の中間距離にマキエを集中させ、サシエのみを単独で大遠投してみた・・・。
中ノ瀬戸の激流に仕掛を預ける、名付けて激流大作戦・・・である。
中ノ瀬戸に引かれる潮流は「吉田の4番」付近から瀬戸へ向けての激流に変化、道糸をパラパラと送りながら竿先に集中していると・・・バリバリバリバリ〜!  一気にスプールから道糸が弾き出された! 
「またサンノジ???」  疑心暗鬼に捕われたままに戦闘開始!
竿の大きく煽ってヤツとの距離を詰めていくと、竿を叩かないウオの引きに本命への期待が徐々に大きくなる・・・。
浮かずに潜り続けたままのシャープな抵抗・・・マスターモデル尾長Hの胴を引き絞り、一気に寄せようと試みるも足元で踏ん張ってナカナカ浮いてはこない。  かなり往生際が悪かったが最後は竿の反発力に屈し、差し出したタモによってその動きを完全に封じられた。 検寸47cmのオナガグレ! やはり激流の中にはコヤツがいる・・・。
昼オナガ!

本流釣りの醍醐味を再び味わうべく同様に仕掛を大遠投! しかし、再び道糸が引き出される事はなく、そのうちに潮流は勢いを失い瀬戸への扉は閉まってしまった・・・。(涙)
何とかせねばこのままでは大貧果・・・執念だけではどうにもならない現実を感じながらも、時折できる潮目にマキエと仕掛けを直撃してなんとか3枚のクチブトをGet!  しかし、その全てが確証のあるHitではなく、たまたま・・・。  
当然、たまたまが続く事もなかった。
T氏頑張るも・・・。T氏とサンノジ!

午後12時過ぎ・・・ブラックカイザーの見回り。
替わる磯も無いようなので僅かな釣果を預け、クーラーに入れていた焼肉セットを下ろしてゴージャスな昼食を摂る事に。
ホルモンとカルビでお腹が一杯になったところで、期待できない昼釣りを見切って、夜に備えてのお昼寝Time!
心地よい天候にも助けられ、即爆睡・・・起きたのは15時前だった。 頭と身体がスッキリしたところで、再び竿を抱えて釣り座に戻る。  マキエを打ち仕掛けを投入・・・しかし、食ってきたのは、またもやサンノジであった。(涙)
ここにはサンノジの巣があるのだろうか・・・。 休んでは釣り、釣ってはサンノジを繰り返して夕刻の見回りを向えた。

「yukimaruさ〜ん イナマスが空いとるけど・・・」 ・・・っと山見船長。  しかし、今更替わってもねぇ・・・。

新天地に替わるよりもマキエの効いているココが良かろうという結論に達し、「吉田の3番」に留まる事に・・・。
配給弁当と最後のエサを受け取ってブラックカイザーを見送った。
少し早めの食事を摂り、「吉田の3番」における夜釣りの開幕・・・。
昨夜の磯際の教訓を思い出しながら足元を中心に探ってみる。  しかし、アタリどころかサシエさえ丸残り・・・。
沈まないケミの光に対し、一生懸命に集中力を維持しながら釣り続けるのにも限界があった。  
午後21時30分・・・携帯のアラームを午前2時にセットして寝袋へ入る。 今までの疲れが怒涛のように押し寄せ、あーもすーもなく爆睡・・・目が覚めたのは日付が変わった午前1時過ぎだった。
寝袋を片付け、ゴソゴソと釣り座に戻って釣りを再開。  しかし、潮の塩梅は変わっていても、魚の活性までは変わってないようで、相変わらずサシエは無傷で返ってくる。  おまけに雨まで降ってきた・・・。
東よりの風も徐々に強くなり、ヤル気は一気に急降下・・・。
朝の見回りでカイザーにしけこむ事も考えたが、朝一のクチブトに期待を込めて釣りを続ける・・・。
しかし、この後・・・エサトリを含めてウオが竿を曲げてくれる事はなかった。 
午前8時過ぎ、カイザーによる回収の始り・・・男女群島遠征の終りとなった。 


午後12時過ぎ・・・田平港に到着。  イグロから魚を取り出し、食材を入れていた35Lクーラーに魚を移し変え・・・。
さすがに型が良いので9枚の釣果でも35Lクーラーは満タンになった。 V(`∇´)V
「イグロぢゃないけどクーラーは満タンぢゃ! (笑)」   T氏と二人で今回の遠征を反省しながら帰路につく。
いつしか反省の会話はリベンジの日程調整にスリ変わりってしまった。  懲りん奴ら・・・。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ

Tackle & Data
釣行地 男女群島 「中山のタンポ」〜「吉田の3番」
18日13時30分出港〜20日午前8時30分
気象 18日 北東 大潮 02:18 -27cm 14:43 33cm
晴れ/曇り 佐世保 08:45 286cm 20:37 291cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号
(昼) マスターモデル尾長H
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) 09トーナメント競技 50thスプール
道糸 (夜) バリバスゼロフカセ 8号
(昼) バリバスゼロフカセ 3号 
ハリス (夜) サンラインVハード10号
(昼) サンラインブラック3号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生6Kg+ボイル3Kg+ジャンボ1角 ×3セット 
オキアミ生6Kg  グレパワーV9 3袋
サシエ 生、ボイル、加工エサ
釣 果 オナガ5枚(47cm〜55cm) クチブト4枚(32cm〜44cm)
備 考  

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