タイトル

■ 2011年3月11日〜13日 肥前鳥島〜男女群島 


東北関東大震災により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興と被災された皆様の健康を心よりお祈り申し上げます。
知らぬ事だったとは言え、何とも最悪な日に釣行してしまいました。  故に今回の日記は簡単な記録に留めます。


後14時20分、我々を乗せたブラックサムソンは田平港を出港。 快調な船足で男女群島〜肥前鳥島を目指していたが、2時間弱走った所でエンジンがスローダウン・・・ブラックカイザーと共に1つの島に転舵した。
聞けば大津浪警報が発令されたとの事・・・柴山社長の命令で椛島にて待機する事となった。  
カイザーとサムソン
この椛島のとある波止は携帯電話がほぼ圏外・・・。
当然、大震災の全貌など知るハズもなく、かなり大きい地震らしい
・・・くらいしか解らなかった。
当然、家族・友人の心配は凄まじくエライ怒られる事に・・・。
ご心配をお掛けしました。




午後19時40分、凪となった肥前鳥島に向けて再出発し午後22時過ぎ、無事に肥前鳥島に到着した。
尾下船長に名前を呼ばれて上礁の準備・・・韓国チームとの合流により6名で「北岩」に降りる事になった。
真っ暗な上に初渡礁となる「北岩」。 何処に行けばよいのか全く解らなかったが、ホースヘッドにて荷物を受け取る際、
福岡のMさんという方に「北岩」のポイントについてレクチャーを受け、北西の突端に入る事に・・・。
ツルツルの滑り易い足場に注意しながらロッドケースを置き、早速、夜釣りの準備を開始。 マキエを撒いて真っ暗な海に仕掛を放り込んだが、以前経験したような即アタリは無く、やっと喰ってきた1尾目は日付が変わる30分前だった。
北岩の夜オナガ北岩

結局、夜釣りは一桁の貧果で終了・・・明るくなったのを頃合いに昼釣りのタックルを準備した。
マスターモデル尾長をロッドケースから取り出して仕掛けの重さを考察。 潮流はゆっくりとしているので、あまり重い仕掛けは必要なさそうだ。 松山2−2を選択・・・初めてとなるサンライン・マスラード3号に通してみる。
タナを2ヒロ設定した仕掛を正面の潮目に放り込む・・・すると優しい魚からの反応は即あった。
クチブト昼オナガ

釣り座の正面

ゆっくりとした重い潮流は仕掛けの馴染みも上々で魚は目視できるほどに浮いてエサを漁る。
複雑な仕掛けの操作やマキエの打ち方の工夫などは全く不要でサシエさえ付いていれば確実に魚は喰ってきた。
まさに、クロの楽園である・・・。
南岩と中岩ブラックサムソン

結局、満タンドンゴロス2杯分のクロをDay AttackにてGet!
イグロ70Lクーラーはほぼ満タン! そして、ビールを入れていた35Lクーラーも7分目までクロで埋まる事になった。
後は入っても6枚〜7枚というところであろうか・・・。
ドンゴロスサムソン操る尾下船長!

午後16時30分 鳥島での釣りを納竿。 
全員を回収したブラックサムソンは男女群島へと向かうが、私の今夜の宿は男女におけるサムソンホテル!(笑)
不調と聞いた男女の夜釣りを早々に見切っていたので軽装でノンビリと船旅を楽しんだ。 

遠く陽炎のように見える男女群島の連なる島影は、船が近づくにつれて徐々にコントラストが鮮明に・・・。
そして、ブラックサムソンが、イの一番に入ったのは数々の名礁が浮かぶ中ノ瀬戸。
そこから「ハナグリ島」に展開して釣り人を下ろし、冬場は滅多に拝めない女島の西側へアンカーを下ろした。
中ノ瀬戸

今晩のサムソン・ディナーは我々が持参した焼肉セットと尾下船長が手を奮う「焼きソバすき焼き風煮」!
美味い料理を肴にビールをガバガバ喰らいながら、男女の談義に花が咲き、午後20時には深い眠りについた。

そして、目が覚めたのは翌日の午前3時!
2560馬力のエンジンを始動したブラックサムソンはゆっくりと朝の見回りを開始・・・それぞれの磯に弁当を配る。
どの磯も昨夜の疲れから爆睡していらしたようで夜の釣果は少ない・・・。
サムソンはゆっくりと「ハナグリ島」を通過し中ノ瀬戸に入る。  そして、佐藤瀬を見回った後に・・・・
「yukimaruさ〜ん 行きましょう!」
尾下船長から声が掛かったのは中ノ瀬戸の妙礁・・・「チョンボ」前!  実は昨日から頼んでいたのである。(笑)
2度目の上礁であるが、相変わらず狭い! 荷物を固定するロープは必携の磯である。
妙礁「チョンボ」チョンボの夜尾長

腰を降ろして夜釣りの準備・・・ヘビータックルを組んでトロトロと流れる下げの潮流を探ってみるがアタリはない。
そこで、潮が回り込んでいるであろう磯際に仕掛けを落ち着かせてみると・・・一発で良型のオナガが喰ってきた!
検寸52cm。  この一発で「チョンボ」は一気に活気づいたが、再びケミホタルの光が海中に入る事はなかった。(涙)
夜が明けたのを頃合いにDay Attackの準備。 潮流が活発な磯は夜よりも昼に期待が持てるモノである。
チョンボの潮流

下げの本流! ・・・っと言いたいところであるが、下げは止まりかけでトロトロとしたゆる〜い潮流に変化。
4Bの重い仕掛けを組んではいたが必要は無さげ・・・。  軽い仕掛けに換えるのも面倒なので、マキエのタイミングだけをズラしてそのまま釣っていると、流石に中ノ瀬戸の妙礁・・・。  マキエさえ合えば確実に尾長と口太が喰ってきた。
チョンボの尾長チョンボの口太

口太はかなり深タナであったが、いづれも腹パンパンの良型揃いで口太の大きさでは、肥前鳥島の北岩を遥かに凌駕。
中ノ瀬戸の潮流の潜在能力の素晴らしさを実感したひと時であった。
結局、納竿の午前9時までに尾長・口太、7枚をGet! 持参したクーラーは全て満タンとなった。
釣果47枚!
型には恵まれなかった遠征だが尾長・口太 47枚の釣果!
小型〜中型の数釣りを楽しんだ釣行となった。
昼釣りでたくさん釣れるのは実に面白い。
次回もこんな釣りをしたいものだ。



Tackle & Data
釣行地 肥前鳥島〜男女群島 肥前鳥島「北岩」〜男女群島「チョンボ」
11日14時20分出港〜13日午前9時00分回収
気象 12日 北北東 小潮 0:21 204cm 11:50 211cm
晴れ/曇り 佐世保 06:04 112cm 18:52 60cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号
(昼) マスターモデル尾長H
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) 09トーナメント競技 50thスプール
道糸 (夜) クレハ リアルドリフト 8号
(昼) サンライン マスラード 3号 
ハリス (夜) サンラインVハード10号
(昼) サンラインブラック3号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生6Kg+ボイル3Kg+ジャンボ1角 ×3セット 
オキアミ生6Kg  グレパワーV9 3袋
サシエ 生、ボイル、加工エサ
釣 果 クロ(尾長+口太) 47枚 (30cm〜53cm)
備 考 夜オナガは稀少・・・ほとんどが昼釣りによる釣果。 

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