タイトル

■ 2010年5月2日〜3日 -上五島 美良島「ビシャゴ」- 


揚瀬から美良島「ビシャゴ」に瀬替りして、Day Attackの開幕・・・釣り座は突端側とワンド側の2つしかない。
突端部の釣り座潮の向きも分らないまま、互いに釣り座を選択。
クロ兵衛さんがワンド側に自分が突端側に入る事になった。
それにしても、この「ビシャゴ」・・・尾根を除いて磯の面が海に向かっての傾斜になっており、足場はかなり悪い。 
海苔も生えているので、かなりのヘッピリ腰を要求されてしまう。(笑)
そろ〜り・そろりと用心して突端まで進み、ネコの額ほどの平坦部を探してバッカンを置いた。 早速、パラパラとマキエを撒いて潮と海中の観察。
力強い潮が左方向に流れており、突端部の更に沖にあるチョボ岩がかなり邪魔になりそうな雰囲気である。 取り合えず、マキエをタップリと撒いての第一投!
仕掛けは「帆揚瀬」のままのG2負荷・・・タナは3ヒロである。
投入後、穂先を海に浸けてラインメインディング! ウキの後ろに追いマキエを2杯撒いて仕掛けの馴染みを見守っていると・・・ウキが全ての負荷を受けた刹那、綺麗に海中に引き込まれた。
すわっアタリ! 期待していなかっただけにビックリ感は否めない。
条件反射により、かなりの大あわせになっていたのだろうが、魚から返ってくる引きの強さは、さほどに強くはない。
イサキを確信・・・口切れを防ぐため、ゆっくりと浮かせにかかる。
程なくして浮いてきたのは、やはりイサキ君。
ハリは上顎にグサリと刺さり、クチビルの弱いイサキもこれでは逃げようがないであろう。 本日、2匹目のイサキをGet! 検寸32cmであった。

※ 先端をかすめる豪潮!

その一発を皮切りに、クロ兵衛さんと共に一投一尾のイサキがHit・・・正に1091! こりゃ、エライ事になる(笑)
そう思っていたのだが、潮流が激しさを増すと共に何故かイサキのアタリは遠のいてしまった。
イサキは潮を取る魚のハズなんだが・・・??? 
ナカナカ上手くは行かないものであるねぇ・・・時刻も頃合いなので食事を兼ねて暫しの休憩を取る事にした。
Beer & 天ぷらソバTime。

■オナガ登場!
ゆっくりとした休憩を終えた所で仕掛けの変更。
南から回り込んで来る強風により、仕掛けが浮き上がるのを防ぐため鵜沢スペシャルを選択。
最近、お気に入りの2段水中ウキ仕掛けである。 負荷は−B!
2号ハリスの真ん中にG5のナマリを1つ打ち、遊動部は約2ヒロ。
4ヒロ弱のタナが取れたら、ズンズンと沈みタナを探る作戦である。
益々、強くなっている潮に向けて仕掛けを送り込む。
ウキは視界から消え、アタリの有無は穂先一点へと集中する。
バラバラと出て行く道糸に適度なテンションを掛けて仕掛けを送り込んでいくと・・・別次元の力によって道糸の出ていく速度が加速した!
掌でリールのスプールを押さえて道糸の放出を抑制・・・同時に竿を大きく起こして胴に過重を乗せていくと、柔弾力であるマスターモデルは大きくその抵抗を受け止めた。 潮の抵抗による力により大きく竿は曲がるが引きはそれほど強くは無い。
再登場のイサキを確信して寄せに掛かったのだが、魚体が確認できる距離になってビックリ!
ナント、体色が黒いのである。 ψ(`∇´)ψ ケケケッオナガ君!
大事に大事にタモに入れ込んだのは、紛れも無いオナガ君!
検寸35cm・・・大きくはないが、久々に見た大本命であった。
これを皮切りにオナガTimeか・・・?
勝手な想像を張り巡らせ、期待ムンムンで次投を放り込んだのだが、激流の中でオナガのアタリが続く事は無かった。(涙) 

風は更に強くなり、潮は更に勢いを増している。 仕掛けは入っているのか?
風と真反対の潮流に対し、素朴な疑問が頭をよぎる・・・。
そこで、確実にタナを取るために1号ウキに1号ナマリのシンプルな仕掛けに変更・・・ウキは浮かせる設定だ。
しかし、釣り物に劇的な変化は無く、優しいイサキが退屈にならない程度に遊んでくれるだけ・・・。
そんな時間がズンズンと経過し、いつの間にか夕マヅメを迎えそうな時間とあいなった。
出るなら今であろう・・・大物よイザ勝負!

■夜釣りはカゴで・・・
その夕マヅメ・・・閃く事があり、クロ兵衛さんの了解を得てカゴ釣りにチャレンジ!
フカセ釣りの邪魔にならぬ様、遥か沖の潮を狙うべく大遠投Verの仕掛けを組んだ。
マキエ、サシエは共にボイル・・・一撃のマダイを狙う作戦である。
設定したタナは竿3本! 背面の地形から察するに、水深はかなり深いはず・・・。
タナ20mまでを視野に入れてカゴ仕掛けを放り込む。 大きく竿を煽ってマキエを放出・・・沖の豪潮に仕掛けを乗せて流していくが、悲しいかな強烈なアタリは無い。
そのうちに日はドップリと暮れ、夜の帳が徐々に降り立ってしまった。
yukimaru・・・集中力が続かずにGive Up! 腹が減ったので夕飯のメニューであるエビピラフの作成にかかった。
暫くするとクロ兵衛さんも竿を置いて夕食Timeに参戦! ψ(`∇´)ψ ケケケッ
今日の夕食メニューはエビピラフとクロ兵衛さんが用意したゴージャスな焼肉である。
炭をくべた七輪で焼く神戸牛(だったかな?)の味は最高であり、ビールを片手に釣りの談義に話か弾む。
楽しい話と牛肉をタップリと食べた所でクロ兵衛さんは釣り座に戻ったが、yukimaruは爆睡を宣言!
奥まった場所にシートを広げ寝袋に入った。 現在の時刻は午後21時過ぎ・・・起床予定は午前4時である。
空は満点の星・・・今日を振り返り、最終日の釣りを想像していると意識は次第に遠のいて行った。 Zzzzzz。

■目が覚めて・・・
快適な寝袋からナカナカ出られず、午前5時頃からゴソゴソと行動を開始。
クロ兵衛さんに状況を聞いてみると、良型のオナガとスズキをGetしたという。 いいなぁ〜と思いつつ、カゴ仕掛けを手に取り、昨夕の釣り座に戻って大遠投! すると、その3投目にケミホタル75を背負ったウキがズボッ!
バサバサと出て行くラインの走りを期待したが、ラインは走らない。(涙)
「イサキかい・・・」 贅沢な思いだが、狙う思いは大マダイである。
ゆっくりと竿を起こして、優しいポンピングを繰り返す。
タックルがゴツイだけに弱々しい引きで寄ってきたのは、イサキ君・・・。 
上がって来たのは、俗に言う「ババイサキ」クラス。
今までで最長寸の38cmだった。 
カゴ釣りでイサキと遊び、エサのボイルが無くなった所でフカセ釣りにチェンジ・・・仕掛けは鵜沢SP−2Bの2段ウキである。
親ウキの遊動を1ヒロ取り、2ヒロ取ったハリスには何も打たない。
マキエをボンボンと撒き、仕掛けを投入・・・追いマキエを打って仕掛けの馴染みを見守っていると、全負荷を受けた親ウキがシモリかけた瞬間、ピュ〜っと海中に引き込まれた。
イサキを想像して優しく合わせると、こっちの思いに反して、かなり優しくない引きが返ってきた。
強烈に底に突っ込む一本調子の重い引き味・・・オナガを確信しゴリ巻きモードのスイッチON!
イサキのあしらい方と正反対のヤリトリで浮かせたのは今遠征、2枚目となるオナガ君だった。 
検寸37cm!  大きさではイサキと比べても遜色の無いオナガ君だった。
まだまだ、釣れそう・・・V(`∇´)V


■磯の暴君登場!
トロ〜っとゆっくりとした潮に乗せて仕掛けを流す・・・マキエと仕掛けが合わせ易い潮である。
沈降していくマキエを目で追いながら、投げ込んだ仕掛けに目をやると肉眼で見る限り、その同調はピッタンコ!
馴染みを実感し、ウキの沈む速度が変わる瞬間を見守る・・・すると、ウキは強烈な速度で海中に切れ込んだ!
合わせをくれる間も無く、掌で押さえた道糸は引き出され、スプールリングと道糸との摩擦音が空に響く。
今日のリールはマニュアルリターン。 ベールをキッチリ倒した事を確認し竿を煽って反撃を開始!
しかし、竿を煽った瞬間、右人差し指で締め上げていたレバーを際限なく解放する事になってしまった。
正体不明の剛力に、とても耐えられないのである。
右側に走ったヤツは一旦、暴走を止めたが、その重い引き力でジワジワと道糸を引き出して行く。 
その走り方、止まり方に大マダイを確信、リールのドラグを緩めて長期戦に備える。 ヒラマサ
道糸2号でハリスは1.7号・・・無理ができるほどの強度はない。
出したり巻いたりと一進一退の攻防の末、ヤツは左の瀬を越えて左側のワンドに向けて突進!
根掛かりを外すような、ジワリとした感覚で竿の弾力を操り、なんとか太陽の反射光でその姿が見えるまでに寄せてきた。
朝日を浴びてギラリと光ったその魚体・・・およそ鯛とは似ても似つかず、魚体の側面にはイエローラインが引かれている。
鯛は浮かしたら、ほぼイタダキモード。 しかし、コヤツは・・・。
その強烈な風貌にビビリながら、更に距離を詰にかかる。
「取れると思うと逃げちゃうよ〜・・・。」 
自分の心にそう言い聞かせながらゆっくりと竿を起こしてリールを巻巻巻!
そして、タモの射程範囲に入った瞬間を逃さずにすくい取った! 検寸70cm超・・・大高のあるよー肥えたヒラソだった。
ハリス2号で70cmのヒラマサを取り込んだ事は過去にあるが、ハリス1.7号での捕獲は初めての経験・・・。 
変な意味での記録更新であった。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ

■午前9時10分・・・納竿
予期せぬ暴君のおかげで、腕もハリスも道糸もボロボロ・・・。 仕掛けを張り替えて次に備える。
良さげな潮の塩梅なので、二匹目のドジョウを期待して仕掛けを打ち返すが、道糸を走らせるのはイサキのみ・・・。
近場〜沖まで探ってみたが、最後の最後までイサキに終始した。
回収時刻は午前10時・・・残り50分あるが、最後に食ったイサキを今回のキリとして納竿する事にした。

荷物を片付けて磯の清掃!
断層が形成された美良島の絶景を楽しんでいると、轟音を奏でながらシーウィングがやってきた。  初めて乗るシーウィング・・・!
行きがストロンガーだったので、やたらと速く感じてしまった。
次は秋のヒラス釣り! 豪竿抱えてまた来るぞ!

Tackle & Data
釣行地 上五島「帆揚瀬」〜美良島「ビシャゴ」
1日23時出港〜3日午前10時納竿
気象 晴れ 中潮 04:36 103cm 16:42 21cm
佐世保 10:05 255cm 23:33 249cm
釣り方 フカセ釣り、カゴ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号
(昼) マスターモデル尾長M
Daiwa (夜) メガドライ3号遠投 
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) トーナメント50th 2500LBD
道糸 (夜) バリバス ゼロフカセ8号
(夜) サンライン オシャレ6号
(昼) バリバス ゼロフカセ2号 
ハリス (夜) サンラインブラック6号
(昼) クレハG−MAX1.7号〜2号
タ ナ 3ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生18Kg+ボイル6Kg+ジャンボ2角 
サシエ 生、ボイル、半ボイル、加工エサ
釣 果 ヒラマサ(70cm) 1本、  イサキ(28cm〜38cm)24匹 
オナガ(30cm〜37cm) 3枚
備 考  

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