タイトル

■ 2012年5月3日〜4日 五島列黄島「小美漁・中美漁」 


釣り探検隊の管理者であるnaoさんのお計らいにより、昨年の12月に遠征した五島列島黄島への再釣行がGWに実現した。 今回、集まったのは総勢8名でnaoさん宅に中国勢3名を含む6名が集まり車2台に分乗、高速に乗って大村湾SAで佐賀県から来られるヒロ爺さん、masaさんと待ち合わせる・・・。 挨拶もそこそこに再び出発!
高速をひた走り長崎港に到着したのは午前5時過ぎのことだった。 それぞれが荷物の準備を整えターミナルに入ってビールで乾杯! 自己紹介を兼ねた雑談をしていると、時間はあっと言う間に出港時刻にワープ!
万葉改札を経て午前8時発のフェリー万葉に乗り込んだ。
今回の参加メンバーは・・・・・
naoさん、teruさん、ヒロ爺さん、masaさん、クロ兵衛さん、まーちゃん、タッチャン。
約4時間のフェリー航海であるが、大人数に助けられ飽きる事はない。
寝ては起きて、起きては話しを繰り返し午後12時、フェリーは無事に福江港に接岸した。 今回は大メンバーに加えて他のお客さんも有る事から、塩津港まで車で行かなくても福江港まで渡船「おおしま」が迎えに来てくれる。
仲間たち!荷物の多い遠征釣行にはありがたいサービスだ。
早速、渡船「おおしま」に荷物を積み込み黄島へGO!
見事な群青色を纏った海面を掻き分けて、渡船「おおしま」は快調な船足を見せる。 船尾を陣取る我が仲間は皆、笑顔。
五島の海の雄大さと今から起こるであろう展開を想像しているのであろう・・・。  そんな事を思いながらカメラのシャッターを落としていると、「おおしま」はスロー運転に・・・。  美漁島に到着である。
「おおしま」は先ず、ゆっくりと中美漁島に接岸・・・
ヒロ爺さん、masaさんを下ろしたところで右に転舵。 
大きく中美漁島を回って小さな磯にホースヘッドを押し付けた。 
それは小美漁島・・・teruさんと私に与えられたスーパーステージだった。 w( ▼o▼ )w オオォォ!!

teruさんと小美漁島底物師の方々が北側におられたので、南側に陣を構えて準備を開始! 長崎港でザクっと混ぜておいたマキエに水分を加えて練り込んでいく・・・。 風は無いので粒重視! 混ぜてないオキアミ1角をバッカンの後方に置き、シャクでブレンドしながら撒いてみた。
潮はゆっくりと左に流れており、磯の先端をかすめている。
風が無いので選んだ負荷は4−4!
G2のナマリを直結部に打ちハリスの真ん中にG6を打つ。
張ったハリスは1.75号! 今回、拘りの細仕掛け・・・。
その細仕掛けを小美漁の群青に放り込んだ。

タナは2ヒロ弱・・・道糸を張りウキから先の仕掛けを馴染ませにかかっていると、ウキを引っ手繰るアタリをキャッチ!
大した抵抗も披露せずに上がって来たのはコナガ君・・・。  そして、尾っぽの白いクチブト君へと続いてくれた。
12月の遠征ではマキエを合わすとコッパクラスに苛まれたが、今回の釣りでは気苦労は無用・・・。
徐々に吹き付ける南西の風が気になったが、ウオは順調に竿を曲げてくれた。

コナガ君!クチブト君!

状況・・・ 徐々に強くなった南西風に負けて釣り座を東向き変更。
しかし、容赦なく吹き付ける風はウネリを伴い時折、釣り座を洗ってくれる状態に・・・。 ウキの動向よりも荷物の動向が気になりだしてはタマラナイ・・・。
大サラシに対する道糸のメンテに神経を遣いたいのだが、そうもいかない状況になった。 teruさんと続行か撤退かを話し合ったが、一級磯だけにこれといった結論は出ず・・・。
見回りにきた「おおしま」も平然としていたので、大丈夫だろうと踏んで釣りを続けた。 
これが後々の後悔となる事も知らずに・・・。

大美漁・中美漁

16時過ぎ・・・底物師の方々が帰られたので空いた北側の釣り座に移動・・・。 ここはチョットだけ足場が高いので、まだ今のところは安心。 荷物が流されないように配置を工夫・・・そして釣りを再開した。

テルさんHit!しかし、あっちを向いたりこっちを向いたり・・・。
徐々に大きくなるウネリがとても気になる。
そんな中、中美漁向きでteruさんがアタリを捕らえた。
けっこうな引きで底に突っ込むのを優しくいなして、ジワリジワリと距離を詰め、ウオのスキを見ては浮かせにかかる。
極剣・・・その号数指定の無い竿を右へ左へと巧みに捌いてタモを取り、一閃の光技ですくい取ったのは本日一となるであろう良型のクチブト君! その体高のある堂々とした体躯に本人も満足気であった。  
しか〜し、その喜びも束の間。
遂にハプニングTimeが・・・・・!

ドーン!
っと一発喰らった大波・・・咄嗟に手近にあったものを押さえたのだが、海面を見れば我が活かしバッカンと集魚剤を納めた土のう袋が既にプカプカと浮いていた。 teruさんはバッカン一式を・・・そして、水汲みバケツも海にドボン。
さすがにこれは危険と判断・・・山下船長にTEL!!  「小美漁・・・ヤバイです。」 「あースグに行きま〜す。」
ホッと一安心にて電話を懐に仕舞った瞬間、2発目の大波が来襲! よろめきながらも荷物は押さえたが手の数が足りずにタモの柄が海中へドボン・・・。 そして、それを何とかしようと身体を動かした瞬間に懐からスマホが海にダイビング!
ブクブクと沈んで行く大事な我が道具。 二兎追う者・・・とはよく言うが一兎も回収はできなかった。(涙)
ほどなくして、助け舟である「おおしま」が来磯。 流された荷物を回収・・・船長は中美漁に着けてくれたが、我々は既に戦意を喪失・・・。 ヘタレ全開で民宿に帰る事にした。 

傷心を抑えながらビッチャになった道具を片付けて明日の準備に取り掛かる。
終わったところで奥様達にご挨拶。 暖かく迎えられ、お先にお風呂をいただく事に・・・。
全身ビッチャの潮をお風呂で流し、teruさんと二人でお先に乾杯! 皆の帰りを呑みながら待つ・・・。
民宿山下民宿で宴会中オーナーとnaoさん

そして、全員が磯から帰ってきたところで、いよいよ宴会モードに突入!
「あーだこーだ」と話は尽きなかったが、いつしか瞼は重くなり就寝モードに・・・。
イビキの大競演があったとは聞いたが、私は何故だか快適な朝を迎える事ができた。 V(`∇´)V
今朝の出船時刻は午前5時20分・・・着替え小屋で準備を済ませ、港に入ってきた「おおしま」に乗り込んだ。
小美漁

今日は小美漁にnaoさんとクロ兵衛さんが乗る予定。 しかし、まだ潮が高くウネリも大きいので暫くは中美漁で待機。
ヒロ爺さんとmasaさんがペアで・・・そしてteruさんと私が再びタッグを組んで同じく中美漁に上礁した。 
ちなみに、昨日のハプニングで私がタモを・・・そして、teruさんがマゼラーをLOST!
お互いが道具を使い合うために肩を寄り添って釣りを開始! teruさんが水道側で私が水道の先端で釣りを開始した。
teruさん潮はゆっくりと大美漁に向けて流れている。
潮も適度に重いので、先ずは昨日と同じく4−4からスタート。
今日は沖に向かって流れるので道糸の直結部にG3を・・・そして、ハリスにG4を打ってみた。
アカアミ1角にV9お徳用を練り込んだベースエサにオキアミ生2角を粒で放り込んでシャクで調整、朝一のオナガを期待して粒のままで撒いてみる。 良さげな潮だったので即Hit!・・・っと思われたのだが意外にもアタリはない。 サシエも残るので遥か沖までの遠洋漁業を敢行していたら、いきなり道糸を引き出された!
すわっアタリ! 一気にベールを倒して戦闘開始・・・。
しかし、ものの3秒で相手からの力を失う事に・・・。
痛恨のハリス切れ、おそらくオナガであろう。
ハリスを張り直しての仕切り直し・・・またもや遠洋でのアタリをキャッチ! すると今度はハリ外れ・・・。 (´Д`;)
ウオとのヤリトリに対して、かなり弱気になってしまう嫌なパターンとなってしまった。  (ノД`)ハァ teruさんHit!
そうこうしていると、今度は隣で極剣を振るteruさんが激震をキャッチ! かなり良型のようで腰を落としてのヤリトリを敢行。
立ってはリールを巻き引かれると腰を落としてウオの力をいなしている・・・。 鮎師を彷彿させるその竿捌きに流石のウオも自由を奪われ徐々に浮上・・・。 陽光に照らされて、その見事な魚体がギラリと光った。  「マダイか〜???」
往生際良く磯際に身体を横たえたのはPINKなマダイ!
そっと差し出したタモに綺麗に納まった。
お見事! 
ヒロ爺さん と masaさん

時間の経過と共に大美漁の方向に流れていた潮の勢いは失速・・・今度は右方向にユルユルと流れ始めた。
そこで、潮に対する変化を求めて4−4から1−1へと負荷を替えてみる・・・。
するとイサキ、マダイに続いて華麗なる外道の面々が登場! 
マダイ、イサキは歓迎すべきお土産であるが、ナンとも後がいただけない・・・。
それも青ブダイからは3連発である。  どれも立派な良型ときているので、ハリスは痛み腕はダルダル・・・。
仕掛けを張り直して暫しの休憩を余儀なくされてしまった。
イサキ 37cmマダイ 57cmブダイ 50cm弱・・・
ヘダイ これも良型サンノジ 軽く45Up!

今日の納竿は午後2時である。  永遠に釣る時間があったなら何をするだろう・・・  「釣りしないかも・・・。」 
そんな事を考えていたら、久々の本命に巡り会う事ができた。
大した大きさではない。 しかし、ここのクチブトはやたらと引くのであるクチブト。 
尾っぽの形状は瀬戸内海は水無瀬海域のクチブトのそれ。
オナガ並に切れて長いのである。

ガゴンガゴンと引き回るウオの力を竿を矯めて吸収・・・。
使う竿は昨日より強いマスターモデル尾長! 決して竿を起こさずに根掛かりを引くような感じでウオを足元まで寄せてくる。
右に左に竿を倒しウオの力を奪い取り、最後の突進は僅かにラインを送って竿の角度を保持。 弱って浮いてきたところを逃さずteruさんのタモを借りて入れ込んだ。

やっとこさ来た2日目の時合・・・。 それからの一時はteruさんと1091Time!
マキエが効いてきたのか、沖でしか食わなかったクロも足元でHitするように・・・。
タナは2ヒロ弱・・・近場・浅ダナでの量産体制に入ったのだが、悲しいかな残り時間が少ない。
昨日はとかく波が気になったが、今日は納竿時刻が気になる釣りとなった。
美漁島 3島

午後1時30分 納竿!  迎えに来た「おおしま」に乗り美漁3島にBye-Bye!
昨年の12月に続いて今回も楽しませてくれた黄島。  また来たい!・・・そう思わせる素晴らしいフィールドであった。
強烈なデカバンが居るわけではないのに、この魅力はいったい何なんだろうか・・・。
次回、もし来る事ができたならば、その魅力のなんたるかを探してみたいと思う。

■謝辞
naoさん この度もたいへんお世話になりました。 いつも細かな心遣いありがとうございます。 おかげで楽しい遠征でした。
teruさん タモ、どうもありがとうございました。外道ばかり掬ってスイマセン。悪いクセが付いても許してくださいね。
ヒロ爺さん、masaさん  お二人の掛け合いは最高でした。 またを楽しみにしています。
クロ兵衛さん  松山で盛り上がりましたね〜。 次回も何処かに行くでしょうが宜しくお願いしますね。
まーちゃん、タッチャン  重い荷物を率先して持ってくれて助かりました。 ありがとうございます。
              若さはパワーですね。 また宜しくお願いします。

Tackle & Data
釣行地 五島列島黄島「小美漁・中美漁」 
3日 12時00分〜17時00分 (途中撤収)
4日  5時20分〜14時00分
気象 天候
曇り時々晴れ 北東 中潮
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ  マスターモデル口太T
 マスターモデル尾長M 
Daiwa  09トーナメント競技LBD
道糸  サンラインマスラード 1.8号
 サンラインマスラード 2.0号
ハリス  サンラインブラック 1.75号
 サンラインブラック 2.0号
タ ナ 2ヒロ〜竿1本半
エ サ マキエ オキアミ生21Kg  地アミ3Kg
グレパワーV9お徳用 3袋 
サシエ 生 半ボイル 加工エサ
釣 果 クチブト・オナガ29枚 (30cm〜46cm)
マダイ 1枚 (57cm)  イサキ1枚  
備 考

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