タイトル

■ 2010年11月20日 古志岐三礁 VOL1 「沖の瀬」


々の紅葉も終りを告げ、落葉の時期を迎える11月の下旬・・・。
「磯釣り探検隊」の管理者naoさんのコーディネートにより古志岐三礁への遠征釣行が実現した。
参加メンバーはクロ兵衛さんとその釣友S君、「鮎福屋つれづれ日記」の管理者である鮎福屋さんとその釣友のK本君。
そして、山口から参加されたゴリさんの総勢7名である。
今回の遠征、博多港からフェリー太古に乗って長崎県宇久島まで行き、そこから渡船に乗り換えるゴージャスな旅!
午後17時・・・超大量の荷物を積み込んで広島を出発、福岡入りしたのは午後20時を少し過ぎた頃だった。
取り合えず空腹を満たすためにラーメン屋に突撃! 

行ったのは過去、長渕剛がライブの中で絶賛していた「かしい亭」・・・以前は旧国道3号線、九産大の前にあったのだが、道路拡張工事のため新宮の夜臼交差点付近に移転。 しかし、その移転先も最近、道路拡張工事のため和白よりに場所を変えていた。 店の場所が変わってもラーメンの味が変わる訳ではない。 ・・・が、昔の味を期待しての入店である。
ラーメンと替玉を1つ注文・・・結果、塩味が自分には少々、キツかった。 昔の味の記憶を辿ると残念ではあるが、この業界も味の変遷が凄まじく、生き残りのサバイバルは素人の想像を絶するモノがあるのだろう。
まぁ、私の味の記憶が正しいのかもはなはだ疑問なので、そこは推して知るべきなのかもしれない・・・。(笑) 
さて、その懐かしい「かしい亭」で空腹を満たし、所用を済ませてから国道3号線軽油で博多港ベイサイドに向かう・・・。
集合時間である午後22時、naoさんに連絡を入れて野母商船の場所を聞き、蝶ネクタイの兄ちゃんの先導の元に倉庫内に入るとメンバーの皆さんは既にヤル気のオーラをまとって準備中であった・・・。 (汗)
博多港持って来た大量の荷物をパレットの上に積み込んでいる。
遅れてはならじと自分もそそくさと準備を開始!
持って来た荷物を車から出して忘れ物のチェック・・・荷物をパレットへと運んでいると、ナイスミドルの男性に声を掛けられた。  鮎福屋さんである。
「どーもはじめまして・・・」 「云々、云々・・・」 
鮎福屋さんとは初対面であるが不思議と初対面的な感じがしない。
これもブログによる繋がりの摩訶不思議な力によるものだろうか・・・。
挨拶もそこそこに積み込む荷物の準備を継続・・・。
@100円・・・コンテナに預ける荷物の料金を支払ってフェリー乗り場に上がり往復の乗船券を購入する。 
売店でビールを買って皆で乾杯・・・談笑していると、「潤風亭いさき」さんがターミナルに来られた。
今回の遠征でいろいろとご尽力いただいたご挨拶をして、いよいよフェリーに搭乗!
出港は午後23時30分! ビールに焼酎にと酒は進み、釣りの談義に花が咲く・・・。
このまま寝ずに飲み続けるのか・・・!? 皆さんそんな感じの勢いであったが、消灯時間となり酒類が買えなくなったところでTHE END!・・・寝ることになった。  旅の疲れからかyukimaruは爆睡 Zzzz!
目が覚めたらワープしたかの如く宇久島に到着していた。 

■フェリーを降りて・・・
運ばれた荷物の確認をしていると、沖で待機していた「フィッシングエビス」の渡船エビス丸が港に接岸。
いよいよ古志岐三礁に向けて出発である。
ワクワクしながら船の最後尾に乗り込み、イザ出港!  話し込む間もなく、約20分余りで古志岐三礁へ到着した。
今日の上陸パーティーは3×2×2。  まず、鮎福屋さんら3名が本島の「ロープ下」に渡礁。
次いでクロ兵衛さんら2名が本島「ラクダ」に・・・。 この「ラクダ」、足場は強烈だが魚影はピカ一との事。
船長マイクで曰く・・・「ここで釣れんなら古志岐三礁の何処行っても釣れんってなもんで・・・云々云々。」 げな・・・。
かなりのプレッシャーをクロ兵衛さんは感じたのではなかろうか・・・。(笑)
船長はマイクで、あーだこーだと2人にアドバイスを送り 「ラクダ」 を離岸・・・北東へと進路を取った。
東のフナツキ残り物に福がある? ・・・いよいよ我々の番である。
しかし、あっちこっちを探し回るが良い磯は空いてないようで、船長は一人でブツブツと何かを言っている。 かなり独り言の多い人みたい・・・。
結局、残り物に福の無かった我々は沖の瀬の「フナツキ」に乗る事となった。
さて、この「東のフナツキ」はA級磯と言われる「北東のカド」の横になる。
足場は良いようなのだが、いかんせん真っ暗なので位置が掴めない。
naoさんと二人で磯に座り込んで暫しの談笑タイム・・・。
そして、薄っすらと夜が明けてきたのを頃合にタックルの準備に掛かった。

■上げの豪潮・・・
紅の刀アルマ!満潮前の時間帯・・・。
上げの本流がヨレや湧き上がりを伴ってゴンゴンと流れている。
普段ならマキエを打ってその流れ方や沈み方で仕掛けを選定するのだが、この流れにはその必要性の如何が疑われてしまう。
未知の海域だけに道糸・ハリス共に3号を張るのは良いとしても、問題はウキとナマリ負荷である。  生半可な仕掛けでは入らないのは一目瞭然。
そこそこ強い北東風も考えなくてはいけない。
そこで、張っても浮き難い仕掛け・・・鵜沢D−SUSを手に取った。
負荷は2Bの親ウキに対し水中ウキー2B・・・。
2ヒロ半取ったハリスにはG4のナマリを2つ打ってみる。 遊動が半ピロなので3ヒロのタナを探る計算だ。
naoさんの横に入らせていただき、そのヨレまくりの本流に仕掛けを投入・・・マキエは足元と本流にドバっ・・・。
バラバラと出て行く道糸を指で弾きながら竿先に神経を集中・・・スプールの半分程度流したところで道糸を回収してみるとサシエは残ったままだった。  「入ってない・・・!?」
投入の度に変貌する上げの豪潮・・・疑心暗鬼と戦いながら、ハリスに打つナマリの負荷を変えてみる。
B×G4×G5・・・計算が成り立った訳ではない。 俗に言うただの勘である・・・。

その超・過負荷の仕掛けを本流に放り込んで一定のカウントを取っていると、いきなり竿先を引っ手繰るアタリが襲来!
合わせた途端にマスターモデル尾長Mは綺麗な弧を描き、魚の力を吸収・・・返す刀で浮かせにかかるが、本流のド・芯を駆け下る魚の力は半端ではない。 徐々に曲がりは深くなり、3番から4番へと過重は移動する。
オナガ42厚く細く・・・粘りが身上のマスターモデル。
その強烈な反発力を生かすべく、竿の構えを腰タメに移動。
最大となった胴の反発力を更に生かすべく竿を締め込んでいくと、流石のヤツもその反発力に屈してか本流の中を徐々に寄ってきた。
足元で最後の抵抗を示すのは尾っぽの白い本命のそれ。
往生際悪し! で足元の瀬に逃げようと試みるが、新調したばかりのタモによってその自由は阻まれた。
最近、烏賊にハマっていたが、やはり尾長は面白い。
「やっぱり、オナガはオモロイの〜!」 ・・・思わず叫んでしまった。


■イサキのオンパレード・・・

パチンコで言う確立変動中のようなオナガ5連発! 本流の中で容赦なくガンガンと当たってくる。
入れ食いモードに突入し、 内心 「こりゃ〜、やったかも!  ψ(`∇´)ψ ケケケッ」 
しかし、そう思ったのも束の間でピタリとオナガのアタリは途絶えてしまった。
豪快な上げの本流はフラフラとふらつき始め、その向きと強さが一投毎に変化。
その変化に対応すべく仕掛けに手を加えるが、あまりにコロコロと変わるため上手くいかない。
青ブダイイサキ
軽ければタナに入らない・・・入り過ぎれば他の魚。 そんなジレンマに苛まれながらの釣りを続ける・・・。
ナマリを打ったり外したり、どう仕掛けを変えて良いかも分らないままであったが、イサキの釣果だけは順調に伸びていった。
優しいイサキに感謝だが、イサキを釣りに来た訳ではない。 気分転換に昼食を摂り、午後に備える事にした。
naoさん焼肉!←昼飯は焼肉!
食事を終え、下げ潮から上げ潮への変化に期待して釣りを続ける。
しかし、上げ潮の時間帯になっても、朝のヨレを伴った ”らしい流れ” になる事はなかった。

「これは、かなりマズイかも・・・」

当初の予定では磯を替えずに頑張ろう! ・・・っと二人で話していたのだが、あまりの釣れなさに計画を変更!
「やっぱり釣れたが面白いよね〜」 ・・・っと言う事で16時の見回りで磯替りする事にした。 
竿をたたみ荷物をまとめて見回りの船を待つ。
朝の豪快な流れからは想像もつかない上げの本流はトロトロとした様相を呈していてヤル気はなさげ・・・。

「みんな、バリバリに釣っているんだろうか・・・・?」


そんな事を考えていたら、重低音を響かせてエビス丸がやって来た。
荷物を積み込んで、イザ瀬替り!   何処に行くのだろうか? 良い磯は空いているのだろうか?
釣れていないだけに不安ばかりが心を駆け巡る・・・。
沖の瀬の「フナツキ」を離岸したエビス丸・・・ゆっくりと「北東のカド」に向けて前進した。

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Tackle & Data
釣行地 古志岐三礁「沖の瀬」 4時30分〜16時00分
気象 晴れ 北東 大潮 1:41 26cm 14:03 92cm
志々伎 8:12 262cm 19:48 257cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ  マスターモデル 尾長M
ダイワ  09競技LBD 50thスプール
道糸  サンラインオシャレ 3号 
ハリス  サンライン ブラック 3号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ 生15Kg ボイル9Kg 地アミ8Kg
グレパワーV9 2袋  グレパワーV10 2袋 (2日分の総量)
サシエ 生、ボイル、加工エサ
釣 果 途中経過・・・オナガ5枚  イサキ8匹 (たぶん・・・) 
備 考 他魚・・・青ブダイ サンノジ ベラ・・・

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