タイトル

■ 2011年1月14日 宗像市 沖ノ島 「タコの足」 


末の度、嫌がらせのようにやってくる寒波・・・。 初釣りができないままに過ごしていたが、ついに我慢の限界突破!
週末をアテにせず、好天の予報だったWeek Dayに狙いを定めて釣行した。
釣行先は福岡県宗像市にある宗像大社の神領 「沖ノ島」!
釣行を決めたのは3日前だが、船が出るか否かの決定が前日の夕刻・・・。 バタバタと用意をしての出発となった。
今回、お世話になったのは、「釣り天狗ヤナイ」さん。 渡船はアクアシャインとなる。
夏にイサキ狙いで行った事があるので、要領は分かるのだが今回は日帰り便。
午前4時30分出港で午後15時納竿となり、エサ代や渡船代は帰りの清算となる。
午前2時、船の出港地である津屋崎漁港に到着、少々の仮眠を取った後、荷物を船に積み込んで出港となった。

アクアシャインアクアシャイン
全長23m 総t数 18t
定員 50人
出力 1900Ps 最大43ノット

船に揺られる事、約1時間半・・・沖ノ島に到着!
私でも知っている超有名な「ノリ瀬」から瀬付けを開始・・・ゆっくりと確実に釣り人を磯に下ろしていく。
ホースヘッドに陣取る若船長・・・「誰かタコ足に上がらんね〜! クロはここがヨカよ〜。」 ・・・っとこっちをチラリ。
「わしゃ、よー分からんのんぢゃ!」 と応えると、「なら上がらんね!」 ってな感じになり、門司から来られたKさんと一緒に上がる事になった。  このKさん・・・もちろん初対面だが沖ノ島の常連で沖ノ島についてはかなり詳しい。
この「タコの足」の上礁経験も豊富らしく、あれこれとレクチャーを受けながら沖ノ島の遅い夜明けを待った。
「タコの足」の磯潮流

夜が明けたのを頃合いに融けてないオキアミに苦労しながらもマキエを準備。
固く練り込んで足元に撒いてみる。 見えるエサトリは沖ノ島名物(?)のハリセンボンが少々・・・。
潮は「ノリ瀬」に向けてトロトロと流れているが、大きなサラシがかなりの曲者。
そこで、今日の先発は重めの仕掛けを選択! 松山2−BBから始める事にした。
2ヒロ弱取ったハリスを道糸に直結にし、ウキの標示どおりのナマリを道糸とハリスの中間に打つ。
遊動部は矢引半・・・ほぼ固定ともいえる仕掛けを今年初の海に放り込んでみる。
ハリセンボンコッパ!

早速、ウキを沈めてくれたのは沖ノ島名物のハリセンボン! 2011年の初物である。(笑)
愛嬌のあるウオだが、歓迎できる魚ではない。
コヤツをかわすべく、マキエを足元に打ち仕掛けは沖目に投入。 ユルユルと「ノリ瀬」方向へと流れる潮に乗せてみる。
すると、じんわりとシモッたウキが徐々に海中へと沈んでいった。 左斜め上に竿を起こして合わせを入れると、ハリセンボンとは違う抵抗感が・・・。  けっして強くはないが、らしき引きで上がってきたのは20cmに満たないコッパ君。
足元にはハリセンボン、沖にはコッパの包囲網。 さてさてどうしたものか・・・。
松山2−BB松山ピエル 2−BB
そこで、左下から伸びるサラシに注目! 重い仕掛けの利点を生かすべく、サラシを攻めてみる事に・・・。
複雑なサラシ・・・油断していると道糸を取られて仕掛けは明後日の方向へと流れてしまう。
ピンピンに道糸を張りながらサラシから伸びる潮に仕掛けを誘導、海に馴染んだウキの動向を伺う・・・。
すると、松山ウキはズンズンと海中へ。 「潜り潮???」 潮の状態が把握できていないので、疑問を抱きながら聞き合わせてみると、しっかりとした過重が竿を通じて返ってきた。  胴の力がすこぶる強いマスターモデル!
一気に胴をヒン曲げてヤツの大きさを計ってみると、それには負けん! の力で抵抗してきた。
「おもろいの〜!」 重くシャープな引きで浮いてからも更なる抵抗を試みる。
尾長のそれとは比べモノにならないが、同種族のクチブトでも、その”らしき引き味”を披露してくれた。
40弱のデップリとしたクチブト君!  初釣りボーズ回避のホッとした1尾だった。
クチブト!鵜沢SP

狙いのポイントはサラシの先端・・・。 30チョイのサイズが順調に食ってはきたが、サラシポイントもそう長くは続かない。
ハリセンボンは高確率で回避できるものの、コッパ〜20cmチョイの微妙なクラスのしつこい猛襲!
かなり手強い・・・。 そこで、遠投を織り交ぜた ”あっちこっち作戦” を試行してみる事に。
遠投の効く鵜沢SPの2Bに仕掛けを交換。 今回も親ウキと下ウキは同負荷のモノを使用してみた。
浮かせたウキでアタリを取っていく感じである。  遠投を試みての第一投!
サラシから押される流れと左からの潮流がぶつかる箇所に仕掛けを引き戻してマキエをサラシに打ち込む・・・すると、シブシブになった親ウキがゆっくりと潜行を開始。  半ピロ入ったところで一気に視界から消えた!
大きく合わせを入れて戦闘開始! しかし、重量感はあれど妙に引かない・・・。
頭に?を浮かべての格闘となったが、難なく足元に寄ってきたのは良型のイサキだった。
検寸36cm! 寒のイサキは大歓迎の外道である。 V(`∇´)V
イサキの存在が分かり、次に続け〜っと同じポイントをトレースしてみる。 
すると、次に竿を大きく曲げてくれたのはシマシマの綺麗な40Upのイシダイ君だった。 
高級食材の連発に我が心は意気揚々! 魚種の豊富な沖ノ島、次は何がくるのかな・・・・・。
イサキイシダイ

尾長を入れると4種の魚・・・大量に入ったマキエの事を考えると青物への期待が高まる。
潮は相変わらず、トロトロと「ノリ瀬」の方向へ・・・。
一投毎に変わるサラシと潮流の合点を探りながら、ピンピンに仕掛けを張りつつ流していると、竿引きのアタリをキャッチ!
ビックリ半分で大きく合わせを入れると、かなりの重量感が竿に圧し掛かった。
胴までヒン曲がったマスターモデルの全身を見ながら、更に竿の胴を締めこむとジワリと起きてくる4番のパワーが全クチブト開に・・・。
エサを捉えた瞬発力によって勢いづいたそのウオの力もさすがに敵わず、ゆっくりと重い力を維持しながら徐々に浮いてくる・・・。
最後の抵抗を見せて底に逃げようとするウオ。
しかし、更に起こした竿の力に負けて、自慢の胸ビレを横に振ることに・・・。
サラシの合間の一瞬のスキを伺いタモを伸ばす。
渾身の力で抵抗したウオはタモの網の中に静かに横たわった。
検寸43cm・・・立派な体躯のクチブト君。
本日の最長寸を取り込んで、ホッと一安心のひと時を楽しんだ。

アクアシャイン釣果!

午後14時10分・・・マキエ完売にて納竿!
終わってみれば良型揃いの4目を達成! 魚の豊富な沖ノ島を十二分に堪能する事ができた。
今年の初釣りは大成功。 次回もこの調子で楽しみたいものである。
沖ノ島・・・最高!

Tackle & Data
釣行地 沖ノ島「タコの足」 4時30分〜15時00分
気象 曇り/晴れ 西 若潮 4:33 123cm 16:23 145cm
微風 福岡 9:32 98cm - -
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ  マスターモデル尾長M
Daiwa  09トーナメント競技LBD
道糸  サンラインオシャレ 3号
ハリス  サンラインブラック 3号
タ ナ 2ヒロ〜竿1本半
エ サ マキエ オキアミ生9Kg ボイル6Kg 地アミ4Kg
グレパワーV9 3袋 
サシエ 生 ボイル 加工エサ
釣 果 クロ12枚(28cm〜43cm) イサキ2枚(36cm) イシダイ1枚(41cm)
備 考 コッパ〜20cmクラス 大漁・・・

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