タイトル

■ 2009年9月21日 米水津 「ワカサ」「西のハナ」


ログ「〜やっぱり磯が好き〜」の管理者、誠さんの計らいで実現した大分県米水津への釣行・・・。
今回は名礁「横島1番」が予約してあり、ブログ友達が集まって楽しもう!って寸法である。
午後18時、ブログ「釣りバカクロ兵衛の釣り日記」の管理者、クロ兵衛さんと広島を出発!
快調に中国道をブっ飛ばしていたが下関手前にて渋滞に遭遇・・・1時間余りロスしたが、日付の変わった午前1時過ぎに、待ち合わせ場所である「かわの釣具店」に到着した。
かわの釣具店この釣具店・・・モノによっては、とにかく激安!
オキアミ1角@280円〜なのである。
そのオキアミが店の前に所狭しと並べられ、釣り客が来るのを待っている。 その中には誠さんに解凍予約をしてもらった我々のオキアミもあり、何故だがチョット安心・・・(笑)。
安心したところで車に戻り、クロ兵衛さんと談笑していると、今風のイケメンあんちゃんが、助手席側に立ってクロ兵衛さんにペコっと会釈・・・。 誰かいな???・・・そう思っていると、彼は誠さんの弟子である「せいちゃん」だった。
当然、誠さんもおられたので、車を降りてご挨拶!
「この度は云々・・・云々・・・」 最近の状況などを伺っていると、ブログ「磯釣り探検隊」の管理者、naoさんが到着!
お互いを誠さんに紹介してもらい、初顔合わせは完了となった。

■イザ横島1番へ!
マキエを作成した後、コンビニで食料を買い込み、米水津港へと車を走らせる!
今回、お世話になる有漁丸の事務所で乗船名簿を記入し、荷物を積み込んでイザ出陣!
午前5時前、米水津港を出港する事になった。
我々のメンバーは6名であるが、予約磯を予約してあるので、フリーのお客さんから先に降りる事に・・・。
薄暗い中、初めて見る米水津の磯! しかし、時折見える白いシブキが少々気になる。
他の客を降ろした後、有漁丸は「横島1番」へ・・・誠さんに色々、レクチャーを受けながら上礁を待つが、その横島海域にある番号付きの名礁群は波を被って真っ白け! とても上がれるような状況ではない・・・。
そこで、下げに入るまで他の磯で待機する事になった。
待機場所は定員3名の「ワカサ」という磯。
誠さんから「行きますか!」っと声が掛かったので、クロ兵衛さんとnaoさんの釣友のKさんと上がる事に・・・。
足場を確かめ、明るくなり始めた米水津の海域を見ながら、釣りの準備を始めた。

■なんたるかな・・・バスクリン。
太平洋は黒潮の恩恵を受け、潮色は群青に染まる。
「瀬戸内海とは佐多岬で分断され、黒潮の恩恵を十二分に受けているここ米水津も、潮色は群青に染まって・・・っと書き出したいのであるが、なんと潮色は黄緑色!  ありえん・・・・。
例えるとバスクリンカラーなのである。 関東では菜っ葉潮・・・エド山口氏が言っていた。
遠方に見える横島1番を見ながら準備開始!
「長太バエ」のある水道側に釣り座を構えて釣り開始!
今日のタックルはG−Turn1.25号である。
我がパイロット仕掛けである伊雅羅ウキG2を道糸に通し、G4とG5をハリスに打ってみた。徐々に明るくなって来たのを頃合に偏向を掛けてみるのだが・・・バスクリンカラーの海中に魚の影を見る事はできない。
あまりにもアタリが無いのでG3+G4の過負荷で沈めにチャレンジ!
潜行を開始して行くウキを見守りながら、穂先に集中・・・。
引き戻しながらアタリを探っていると・・・ウキの抵抗がゼロに??? ナント! 魚を釣る前にウキを食われてしまった。(涙)
海面をさ迷うフグの姿は見当たらない・・・なんで???
アタリも無く答えが解らないままに時間は経過・・・午前9時20分、「横島1番」に渡る時刻になった。
迎えに来た有漁丸に乗り込み、状況を聞いてみるが、ウネリはまだ落ちてないらしい。
またまた、他の磯で待機する事に・・・。
そして、次に我々が乗ったのは沖黒の「西のハナ」っという磯。
後で誠さんに教えて戴いたのだが、昔は当番瀬だったらしい。
”らしき”雰囲気に心を躍らせて準備にかかった。






潮は下げの本流がユルユルと流れている。
極端な方向で例えると北から南である。
「ワカサ」で気になったバスクリンカラーの潮色は、ここ「西のハナ」では見られない。
良サゲな潮色に期待感は高揚し、仕掛けを打ち返す腕にも思わず力が入っていく。
左隣に立って水道筋を丁寧に釣っているクロ兵衛さんに、「潮色は良いネ〜 タナはナンボ〜?」 そんな会話を交わしながら釣っていると・・・クロ兵衛さんにコッパではあるがクロがHit! コッパではあるけども、本命の登場にヤル気は急上昇!
絶対に釣れる事を信じて釣っていたのだが・・・ナント!ここにもバスクリンカラーが襲来!
押しの強い底ウネリが連れてくるのだろうか・・・???
この色になると釣れる気がゼロになるのは自分だけではないだろう。
群青色の潮との境界がハッキリと出ており、そこを釣るしか手段はないのだが、手前のバスクリンカラーの潮に道糸が取られて上手く群青色の潮に仕掛けを入れる事ができないのである。
沖の群青色の本流が強さを増せばどうにかなるのだが・・・。
入れきらない、流しきれないジレンマと必死に戦いながら、難しい釣りを黙々と続ける事になった。
■強烈な下げの本流登場!
午後13時、バスクリンカラーはそのままだが、下げの本流が強さを増して流れるように・・・。

沖の潮が強いので、これなら乗るかも! ・・・釣り座を磯の右端に取り、潮色の境界へマキエをブチ込む!
G1のウキにG1とG3のガン玉を打った過負荷の仕掛けを放り込んで、これぞ本流釣り!・・・の開幕である。
マキエを潮流に対して直角方向・・・筋状に打って、出て行く道糸をコントロールしていると・・・ んっ!!!
パラパラと出ていたリールのスプールから別の力で道糸が引き出された!
大きく竿を煽って、巻き上げ開始!   しかし、重たいだけで本流を疾走する魚の力を感じない・・・。
「ゴミかいな???」 クロ兵衛さんと話しながら距離を詰めていくと・・・ナント!イサキが付いていた!
「おぉ、イサキぢゃ〜!」 ロクな魚を釣ってないので、何故だが妙に嬉しく感じてしまう。
イサキは群れで回遊する魚・・・イサキの数釣り! ψ(`∇´)ψ ケケケッ 
やったかも!?・・・そう思っていた心であるが、次投以降にはコナゴナに砕けていた(涙)

■上げ潮に変わって・・・
下げが進みウネリが取れれば「横島1番」に乗れるハズであった・・・しかし、今日のウネリは想像の度をかなり超しており、今日は渡礁不可能との判断が船長により下されてしまった。
自分のワガママが通せない大自然との戯れ・・・こうなったら与えられた状況での釣りをするしかない。
下げのバスクリンカラーに嫌気がさし、少々の仮眠を取る事に・・・。
目が覚めた15時30分、潮は上げに変化! つまり、南から北への流れである。
バスクリンカラーの潮色は影を潜め、それらしき色に変わっている。
中身はどう変わっているのか・・・潮の変わり目を機会に釣り座を移動して来たクロ兵衛さんと共に、それを確かめるべく仕掛けを放り込む。
すると、クロ兵衛さんのHitに続き、コッパオナガが食ってきた!
潮色の変化が釣り人の活性を上げたのか、仮眠の効果が出たのかは解らないが、またまた活性はUpUp! クロ兵衛さんも同様のようで、一投一投にオーラが見え隠れしている。 何かが居る・・・いや、居そうなのである。
すると・・・サラシの払い出しを丹念に探っていたクロ兵衛さんに激震!
強烈な引きを持ち前の優しい竿捌きにてかわすも、ヤリトリ途中で残念ながらハリハズレ・・・。
恥ずかしげも無くタナとポイントを教わり、自分の次投・・・・・得体の知れないヤツは食って来てくれた!
ハンドル2回転で相手の力を伺う・・・竿を起こしてはいないのだが、ヤツの重量感はタダ物ではない。
相手を計っていたそのスキに反撃開始とばかりにヤツがパワーを全解放! 海中深くに潜行を開始した。
竿は無理に起こさず海にめがけ斜めに突き刺さるラインをKeep!
しかし、適当に調整したドラグの強度はヤツのパワーに屈して音を立てて逆回転!
こっちも負けじと反撃したが、その走リ出したパワーを抑える事は敵わず、痛恨のラインブレイクとなった・・・。
ドラグを締めて、ゴリ巻きしていれば・・・釣りにおいてもゴルフにおいても、タラ・レバは禁物である。
結局、得体の知れぬ魚を取れぬまま、Game Overの時刻を向かえてしまった。

午後16時30分・・・納竿!
迎えに来た有漁丸に乗り込み、「西のハナ」を後に・・・。
有漁丸は誠さんとnaoさん、せいちゃんを迎えて、米水津港へ・・・。
楽しかった米水津釣行! その12時間はあっと言う間に過ぎてしまった。
釣果を聞いてみると、せいちゃんが良いサイズのクロを釣ったとの事!
検寸38cm・・・今日の状況下でのKeepサイズはお見事である。
やるねぇ〜せいちゃん!
まだ、磯釣りは初心者だそうだが、良い師匠に恵まれて才能の片鱗が開花し始めたのかも・・・。

■釣りを終えて・・・
今回、誠さんに甘えての大分遠征となった。
予約磯である「横島1番」に乗れなかったのは残念だが、自然を相手の事なので、よくある事である。
また、「横島1番」に乗れなかったおかげで、未知の磯へ乗ることが出来たのも事実。
自身、大分県での釣りは初めてなので、「横島」であろうが、「ワカサ」であろうが、大分県の釣りを楽しむという意味では、どの磯に乗っても同じ事。
考え方を変えれば、次回の楽しみが増えるので、今回は乗れなくて良かったのかもしれないな。

ただ、誠さん、naoさん、せいちゃんと同礁できなかったのが残念と言えば残念。 各人の釣りが見たかった・・・。
次回遠征予定は11月・・・予約磯の「長太バエ」を楽しみに!

■謝 辞
誠さん、今回のツアーコーディネートありがとうございました。 また、モイカのお土産まで・・・ありがとうございました m(__)m。
家族みんなで美味しくいただきました・・・次回もよろしくお願いしますね(爆)。 自分・・・釣りきらんもんで・・・(笑)
心暖まるお気遣い、お心遣いに感謝の言葉も見つかりません。
今回の遠征、男女群島「サメ瀬」でお世話になった魚秋さんと同様、我が3本指に残る釣行となったのは事実です。
表現が失礼ですが、誠さんに会えたのが最高の釣果です。
日記に書くことではありませんが、HTMLは我がPCに残りますので書留めました。
次回も甘える事になると思いますが、よろしくお願いします。 m(__)m

Tackle & Data
釣行地 大分県南 米水津 「ワカサ」「沖黒 西のハナ」
午前5時00分〜午後17時00分
気象 晴れ 南? 中潮 02:11 38cm 14:28 73cm
ウネリ大 長島港 08:28 190cm 20:13 187cm
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ グレスペG−Turn1.25号
ダイワ   トーナメントISO2500LBD
道 糸   サンラインオシャレ1.75号 
ハリス   サンラインVハード1.5号
タ ナ 2ヒロ〜竿1本半
エ サ マキエ : 生15Kg 遠投フカセTR、グレパワーV10
サシエ : 加工エサ、生、ボイル
釣 果 イサキ1枚 (30cm)
備 考 押しの強いウネリ大! 誠さんにモイカを5ハイ戴いた! m(__)m

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