タイトル

 ● 2013年11月2日 山陰高島「イワグチ」


今日は豊年満作を祝う秋祭りの日!

以前はお客さんを招いてご馳走を前にドンチャン騒ぎをしていた秋祭りであるが、最近はお客さんを招く事もなくなり、一緒に暮らす家族も年々減っているような我が家では、スーパーで買うオードブルの必要性さえも考えてしまうような状況だが、やはり新鮮な魚のお造りが無いと寂しい・・・。そんな理由で最近、クロが好調との噂を聞いた山陰高島に釣行した。 午前5時、久々の大浜港はけっこうな数の釣り人で賑わっていたが、本日の出船は2船のみ。 なので希望に近い磯には乗れそうな感じである。 船長に潮の塩梅を聞いてみると、上げ潮がトロトロ通すとの事なので、西回りの磯を希望して船のキャビンに座りこんで出船の時を待った。

高島西岸「イワグチ」に上礁!

ここ「イワグチ」は初夏におけるイサキの数釣りが有名なカゴ釣り場であるが、足元から沖に潮が出てくれるので、フカセ釣りにも人気が高く、オナガ、クチブトは無論のこと、マダイ、ヒラマサも狙える人気のポイント。 好天の休日に何故、ここに乗れるかが疑問ではあるが、前日の釣り人が残した魚の血とマキエで汚れた磯を見る限り、何となく期待はできそうな感じである。
「イカはおらんかいのぅ・・・」
久々の沖磯・・・群青の海を見て沸き起こるエギンガーの血を抑えながらマキエの準備にかかった。

イワグチの釣り座

潮はフラフラ塩梅

本日のマキエのレシピは生2枚+ボイル1枚+地アミ1角。 これに配合剤を少々入れて足元を中心にパラリと打ってみる・・・。
マキエの沈み具合は上々・・・しかし、その先の方向性がどうにも定まらない。  (´Д`;)/ヽァ・・・ 
手前はエサトリだらけなので、何処で食わせるか・・・仕掛けの選択が悩みどころである。

潮は重く風も微風なので、取りあえず6-6浮力のウキを選択。 それを道糸に通し初使用となるウキストッパーをセット・・・タナ2ヒロ半に設定して第一投を放り込んでみた。 マキエは最初に打っただけで後は放置・・・すると、タナが取れる前にド派手なウキストッパーがピューっと加速! ビックリしての合わせとなったが、上がってきたのは、手のひら大のコッパ君だった。 久々のクロではあったが、コヤツはリリースしサイズUpを狙ってみる。しかし、これがナカナカ上手くはいかず、マキエの効きに比例するかのようなコッパの嵐! 足元から活発に潮の動く範囲の釣りを諦めて、沖めの潮に目を向けてみた。

ウキ

足元の潮と違ってシャンとしない感じの潮ではあるが、コッパの巣窟よりはマシと考えサシエを放り込む。 マキエは足元ドバっ・・・の沖めにチョロ。効率の悪いマキエワークにサシエ丸残りの手返しが続いたが、チョロっと撒くマキエの効果がやっと現れたのか、サシエがかすめ取られるように。 ウキにアタリが出るようにと、直結部に打ったナマリを重くして、ハリスに打ったナマリを下にズラしてみる。 すると、シブシブで耐えていたウキがゆっくりと潜航を開始・・・次第に速度を増していった。 コッパとは違うアタリに興奮し、合わせをくれてやると確かな重量感がアテンダーⅡの胴にズン! 

「お! ・・・良型!?」
久々の感覚に戸惑いながらも、逃がしはせんっ! ・・・っとばかりにアテンダーⅡの胴を締め上げて魚を浮かせにかかると、重量感はあるものの、意外にあっさりと浮いてきた。久々のクロである。 竿が強いので強引に抜けない大きさではないが、針の掛かりどころが不明であるため、タモを手に取り優しくすくい取った。 検寸34cm、体高のあるメタボなクチブト君。手前に巣食うコッパをかわして、してやったりの一尾となった。そして、次投も柳の下を狙って先ほど食ってきた場所をトレースしてみる。 すると、再び30Upが食ってきた。

クチブト

沖め狙いが功を奏し、yukimaru・・・これはやったかも状態。 ψ(`∇´)ψ ケケケッ
更なるサイズUpを目指して沖めにチョロだったマキエをドバっ・・・に変更。 「はよ喰えぇぇっ!」・・・っとばかりに調子に乗って撒きまくっていると、何やら怪しい影がユラユラと海面下を漂い、次第に数を増していった。 「ぐげっ・・・あれはっ。」
正式名:ウスバハギ 別名:ウキ喰い大魔神。 何でも道糸をかじってウキを帰らぬモノにするらしい・・・。 (´Д`;)/ヽァ・・・
仕掛けを回収しマキエを撒いて様子を観察してみると・・・十重二十重にスゴイ数。 w( ▼o▼ )w ォォ
とてもサシエが通りそうにないので、沖にウスバを集めて足元の本命を探る作戦に変更。 先ほどの逆である・・・。
ボイルの水分を手で絞ってマキエに混ぜ、それを沖に撒いて潮の流れに任せてウスバを散らす 「ByeBye作戦」 を慣行するも、あまりの数に効果は疑問・・・。 そして、運よくサシエがウスバ包囲網を突破したと思ったら、獰猛なエサトリ群が待ち構えていて本命への道を塞いでくれた・・・。

外道の面々


本命は釣ったものの・・・

ハリは金ピカ!

ピンクにコーティングされたハリもウスバにかかれば、このとおり・・・。 アタリを出さずにサシエを霞め取るエサトリの天才である。この厄介なウスバを本命と分離するには、かなりのオキアミが必要。 当日は準備不足のため分離中途であったが、次回はコヤツと本命の分離に精を出してみようと思う。 ただ、沖に本命がいた場合、食わせる場所の設定が難しいんだよね。 これは運次第ってところかな・・・。
とまれ、ウスバに翻弄させられながらも、久々のフカセ釣りを満喫・・・そして、お祭り用の新鮮なお魚も確保することができた。 次回はウスバ対策を考え、本命の型を狙って釣行したいと思う。

  • ・ 西の風 晴れ 大潮(フラフラ)
  • ・ アテンダーⅡ1.75号 道糸2.5号 ハリス2.5号 6-6(G3)、3-3(B弱) ハリ速攻7.25号、7.5号、ひねくれ6号 タナ2ヒロ~3ヒロ
  • ・ オキアミ生6kg ボイル3Kg 地アミ4㎏ グレパワーV9お特用
  • ・ クチブト5枚 (27cm~34cm)
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