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高島とは?

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高島の概略

島根県は益田市「高島」は周囲約4Kmの無人島で、港から渡船で20分足らずの近場にあります。 上の画像左の西岸から北の方向にかけては切り立った崖が連続して足元からドン深。 東岸側から南岸側にかけては巨石がゴロゴロしていて、海底の起伏が激しく、西岸側に比べると平均して浅いのが特徴です。 その両極端な地形と日本海特有の引かれ潮の影響を受けるため、潮は気まぐれで潮流は複雑怪奇を極めますが、魚種はけっこう豊富で季節によってヒラマサなど青物系の回遊魚を始めとしてマダイ、イサキ、グレ(オナガ)などの上物に加え石鯛などの底物も狙えます。 そんな魚種豊富な高島ですが、釣り方や使うエサに関しての制限は原則ありません。 しかし、遠投して仕掛けを流すカゴ釣り師が多いためか、本格的なルアーフィッシングはあまり歓迎されていようです。

高島への渡船

高島に渡る渡船は「島義丸(シマヨシマル)」、「恵翔丸(ケイショウマル)」、「益田丸(マスダマル)」と3業者あり、いずれも益田市鎌手の大浜港から出船しています。 出港時刻や渡船料金は3業者とも同一ですが、「島義丸」は「磯釣りセンターかまて」(0856-27-0897)が予約を受けてくれ、「恵翔丸」は直接船主へ(0856-27-1014 )そして、「益田丸」は「益田フィッシングセンター」(0856-22-0448)が予約を受けてくれます。
なお、4月~11月は午前便と半夜便があり、12月~3月は朝便のみとなります。 朝便の出船時刻は夜明けの早い時期で午前5:00前後、夜明けの遅い時期は午前6:00過ぎくらいとなります。 帰りの乗船時刻は正午(12:00)前後で磯に残っての通し釣りはできません。 半夜釣りは13:00くらいの出船で19:00くらいまでですが、出船の可否を含め、日によって違いますので事前に確認が必要です。
渡船料金¥5,500円(2015年5月、原則5名より出船)

島義丸

島義丸

予約・磯割りシステム

「島義丸」に乗船する場合は、前述したように「磯釣りセンターかまて(TEL0856-27-0897)」に予約しますが、ここはエサがセットになっているので必要なエサの種類と数量を同時に予約し集合時間を確認します。
そして、釣行当日は「磯釣りセンターかまて」で渡船代金と予約したエサ代金を支払い高島への出港地である大浜港に向かいます。
大浜港は「磯釣りセンターかまて」から車で3分程度のところにあり、車は港の無料駐車場に停める事ができます。 なお、予約したエサについては店が解凍して港まで運んでくれますので、エサを練ったりしない場合には運んでもらった方が便利です。
次に磯割りシステムですが、「島義丸」では人数の多いグループに磯を選択する優先権があり、人数が同数の場合は代表者のジャンケンで順番を決めます。 そして、「島義丸」で1番となったグループの代表者は島義丸の代表として他の2船の代表者とジャンケンをし、そのジャンケンの結果によって最初に高島の磯に船を着ける順番が決まります。 1番船がホースヘッドを磯に着けないと2番船は磯に着けられず、3番船は2番船が着けた後でないと磯に着けられません。 希望の磯に上がるためには、メンバーを多くして「島義丸」の代表になり、他の2船とのジャンケンに負けない人・・・つまり、ジャンケンの強い人と一緒に行くべきでしょう。 これは釣りの腕より重要かもしれませんね。

高島の磯

概要でも述べましたが、高島を東西に分けた場合、西岸側は切り立った崖が多くて足元から水深があり、東岸側から南岸側にかけては海底の起伏が激しく西岸側に比べると概ね浅くなっています。
潮流については干満の時刻に合わせて同一方向に動く事は少なく、潮見表はほとんどあてになりません。 そして、足元から潮が沖に出る磯が少なく、沖の潮流が活発に動く事が多いので、遠投の効くカゴ釣りが圧倒的に多く、フカセ釣りはどちらかというと少数派の釣り場となっています。  最後になりますが、高島の磯は総じて硬く濡れたらツルツルとよく滑ります。 常に落水の危険を伴う磯が多いので、ライフジャケット、磯靴をきちんと装備して島に渡るようにしましょう。

高島

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