タイトル

■ 2012年2月4日〜6日 男女群島遠征 VOL1


像沖ノ島での初釣りを目論んで渡船にエントリーする事、2回・・・。 いずれも欠航となってしまった。
日が押していくにつれて沖ノ島への思いはいつしか男女へとなったのだが、やはり気になるのは天候。
モンモンとした日々を送っていたのだが、ついに絶好の日和と巡り合う事に・・・。
それは2月4日からの航海。  思い立ったが吉日とばかりに3日の午後、あじか磯釣りセンターにTEL!
「明日からの男女、空いてますかね・・・?」  奥様:「う〜ん・・・。 少人数ならなんとか・・・」
「朝出しの1泊2日がイイのですが・・・。」 奥様:「yukimaruさん。 朝出しは超・満杯でムリです。」 
・・・っとピッシリ断られた。 
昼出し便も2船出るそうでこれも余裕は無いらしい・・・。
総勢160名? シケ続きであったため、当日はかなりの予約が入っているようだ。 

当日は人数が揃い次第出港するとの事なので、T氏の1091車で少し早めに広島を出発。
あじか磯釣りセンターに着いたのは午前10時の事だった。
港にはブラックカイザーのみが停泊。  柴山社長によるとヘリオスが全速力で男女から帰港中との事だった。
ブラックカイザー
取り合えず、ホットモットの弁当でお腹をなだめて荷物の積み込みの準備。
整備を終えたブラックカイザーに荷物を積み込み、人数が揃った12時30分、カイザーは高馬力のエンジンを始動!
ゆっくりと田平港を離岸した。
平戸大橋一路、男女群島へ! V(`∇´)V
平戸大橋をくぐり、カイザーのエンジンは絶好調 ・・・だったのだが、暫く走って急にエンジンがスローダウン???
なんでも、ナントカベルトが切れたらしい・・・。 (ノД`)ハァ
いや〜な予感に襲われたが、さすが百戦錬磨の山見船長である。
暗い船底に一人で入って修理してしまった。
約30分のロスであるが、早めの出港なので何ら問題なし。
それからは止まる事もなく順調な航海となった。

男女群島
16時過ぎ・・・待ちに待った男女群島に到着! 
ブラックカイザーは男島の南風泊周辺から瀬着けを開始。 冬場は滅多に上礁できない西側を中心に展開し、安全確実に客を磯に乗せていく。 しかし、凪の週末の男女群島・・・名の知れている有名磯は既に人人人。
ブラックサムソン、ブラックヘラクレス、大志丸、バラモン、日の出丸と船の数もかなりのモノであった。
ブラックカイザーを操る山見船長・・・少しでも良さげな磯を選びながら男女群島の西側を徐々に南下。
女島「スベリ」を回ったところで声が掛かった。  「yukimaruさ〜ん 行きましょう!」
山見船長が我々に選んでくれた磯は 「下の赤瀬の西」 だった。
下の赤瀬
「下の赤瀬 ビョーブ」には何度か乗った事があるが、ここ西側は初めての上礁となる。
ウネリに備えて荷物を高場に移動・・・T氏と御神酒で乾杯し夜釣りの準備に取りかかった。
男女群島の夜釣りと言えば、言わずとしれた巨の尾長釣り。 日中は深場に潜んでいる警戒心の強い巨な尾長も夜になればエサを探して浅場を回遊・・・それを釣ろうというのだから、そのタックルはかなりゴツくなる。
竿はフカセ仕様の5号に道糸8号が150m入るリール。 ハリスも8号〜12号と妥協は無い・・・。
そのガチンコタックルを頑丈に組み上げて1号負荷のウキをセット・・・タナ3ヒロにて釣りを開始した。
地アミと生オキアミに少々の配合を混ぜたマキエをボンボンと足元に放り込み、ウキの動向を見守る・・・。
すると、潮下で竿を出していたT氏が大きく合わせを入れた! 手まどる事もなく一気に磯上にブリ上げたのは良型のクチブトグレ・・・。 1投目からのウオHitにこれからの展開に大きな期待が膨らんだ。

次は我が番・・・そう信じて仕掛けを打ち返すがナカナカ魚のアタリを捉えられない。
そこでハリスの中間にナマリを打ってみる・・・すると次投、ハタンポのアタリを取る事ができた。
仕掛けの調整は完了・・・後は本命のアタリを待つだけである。
マキエを打ち仕掛けを放り込んで更にマキエを打つ。 そのパターンで探る事、数投・・・ついにらしきウオのアタリに遭遇した。
大きく合わせて戦闘開始! 妥協の無いヤリトリにガゴンガゴンと竿を叩いてウオが応戦。
ゴツイタックルにモノを言わせて無理やり顔を水面方向に向かせられるので、抵抗するウオもたまったモノではない。
やがてウオの抵抗は緩み水面上でバシャバシャと羽をたたく事に・・・それを見切って腰を落としてブリ上げの体制。
オナガリールを巻いて余分なラインを回収・・・竿先を下げて・・・

「うおぉぉぉりゃぁ〜!」
 

釣り座の横にある平場に一気にブリ上げた。
ビトンビトンと跳ね回るウオ・・・。
ハリスを引っ張ってウオの暴れまわりを抑制。 
キャップライトを当てて魚体を確認すると、それは尾っぽの切れ込みが美しい本命君だった。
検寸52cmの良型初物・・・ホット一安心の1尾となった。

■午後10時30分 栄養補給
初物を釣り上げた後もオナガは順調に釣れ続けたが、昼の疲れと単調になりがちな夜釣りのおかげで眠気が襲来。
このまま釣りをするのは危険なので夜食を摂って休憩する事に・・・。
今夜のレシピは近年、お気に入りの 「金ちゃん鍋焼きうどん IN 玉子」。 
金ちゃん鍋焼きうどんインスタントの金ちゃん鍋焼きうどんに生玉子を落としただけの簡単レシピだが、これがナカナカ良い感じ・・・。 V(`∇´)V
簡単に暖が取れる上、エネルギーを補給するのにも最適である。
その鍋焼きうどんをT氏持参の日本酒と共にいただく・・・。
T氏と語らいながら、日本酒とアツアツの鍋焼きうどんを喰らうと身体の温もりに比例して頭はすっかり睡眠モードに・・・。
休憩してから釣り座に戻る気にもなれず、少し仮眠を取る事にした。
平らな岩を探してゴソゴソと寝袋を広げる。
男女で唯一の使い道である携帯電話のアラームを午前2時にセット・・・そして、禁断の寝袋の中に潜り込んだ。

午前2時・・・携帯のアラームで覚醒。 ゴソゴソと寝袋から這い出して辺りの様子を伺う・・・。
既に釣り始めているT氏の様子を伺うと何やら釣れている模様。
現在、上げ潮の時間帯・・・寝袋を片付け簡単な朝食を摂ってから釣り座に戻った。
光量を失ったケミホタルを交換し、その2投目。 
全負荷を背負ったウキは妖しい残像と共にユラユラと潜行を開始・・・そして、速度を変えて一気に海中に入っていった。
大きく合わせを入れると確かな重量感がパワースペシャルフカセ5号の胴中にドン
思いっきり胴を締め上げて浮かせにかかると、その竿の強度に負けたウオはズンズンと浮上を開始。
バシャリっと水面を切ったところで一気に磯上にブリ上げた。

目寸47cmというところだろう・・・。 休憩の一発目としてはナカナカの良型である。
ホッと一息ついてT氏に目を向ける・・・すると彼も良型のオナガを抜き上げている最中だった。
今が良潮の時間帯なのか、その後もオナガはポツポツと当ってきたが、突如として回遊してきたのが青物の王サバ!
「King of 青物」 の異名を取る「時サバ」で市場では高値で取引されるらしい・・・。
お土産には最良の魚である。

そのサバ君、かなりの良型なのでエラと内臓の処理をして未解凍のオキアミと一緒に保管する・・・。
次なる高級魚サバを目論んで仕掛けを投入・・・しかし、群れは小さかったようで、その後のアタリは続かなかった。 
その代わりに回遊してきたのが深海魚であるメダイ君。  T氏の振る剛竿をヒン曲げて暴れまくっている。
メダイは群れで回遊・・・その俗説は正しいようで私にも直ぐにHitした。
しかし、タイミングが悪くバックラッシュを起こし、もつれた道糸を直している最中でのHit・・・。  当然、ダンゴになった道糸はガイドの間で引っ掛かり、簡単にラインブレイク! 暫くはガイドに引っ掛かっていたのだが、メダイの強烈な引きに耐え切れず、竿が伸された瞬間に#1のガイド4つを全て吹っ飛ばして逃げてしまった・・・。  
穂先は無事だったがガイド4つがパァ・・・大損である。(涙)
仕方なく予備の4号遠投竿をロッドケースから取り出し仕掛けを作り直しての仕切り直し。
キッチリと仕掛けを作ったところで釣り座に戻って再投入・・・。
ガイド4つを喰らった憎っくきメダイの捕獲を試みたが、既にメダイの群れはなく、オナガがウキを沈めてくれた。
時間帯による魚種の変化・・・。 偶然とはいえ適度に釣り場を休めるのは効果的である事を実感。
結局、その後も退屈しない程度にオナガのアタリがあり、ドンゴロスの膨らみは確実に増していった。

VOL2へ続く

Tackle & Data
釣行地 男女群島 「下の赤瀬」
2月4日12時30分出港〜2月6日午前8時30分回収
気象 4日 5日 6日
曇/晴 雨/曇 中潮〜大潮
釣り方 フカセ釣り
タックル がまかつ (夜) パワースペシャルFukase5号→4号遠投
(昼) マスターモデル尾長H
シマノ (夜) BBX−テク8000番
Daiwa (昼) 09トーナメント競技 50thスプール
道糸 (夜) クレハ リアルドリフト 8号
(昼) サンライン マスラード 3号 
ハリス (夜) サンラインVハード8号〜10号
(昼) サンラインブラック3号
タ ナ 2ヒロ〜
エ サ マキエ オキアミ生9Kg+ジャンボ1角 ×3セット 
オキアミ生6Kg  グレパワーV9(お徳用) 2袋
サシエ 生、加工エサ
釣 果 クロ(尾長+口太) 45枚 (35cm〜62cm) メダイ1本 サバ1本
備 考  

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